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オーロラの撮影テクニック カメラ編 - イエローナイフのクチコミ

自由のベアリスタさん 写真

自由のベアリスタさん
男性 / イエローナイフのクチコミ : 2件
旅行時期 : 2004/03(約22年前)

夜空をダイナミックに舞うオーロラを、見るだけでなくカメラで撮影してみたいと思う方は少なくないでしょう。しかし、通常の旅行のスナップ写真と違い、ただカメラを持っていくだけではオーロラは撮影できません。ここでは、オーロラ撮影時に押さえておくべきポイントをご紹介します。

[カメラの種類]
まず、オーロラ撮影が普段の撮影とどう異なるかを知る必要があります。オーロラ撮影の特徴は主に以下の2つに大別されます。
(1)夜空を写す
(2)寒い場所で写す
夜空を写す場合、カメラにはバルブと呼ばれるシャッターを自分の好きなだけ開放できる機能が必要になります。たいていの一眼レフカメラにはこの機能がありますが、コンパクトカメラには付いていない場合が多いです。その場合は最低でもシャッタースピードがコントロールできるものである必要があります。寒い場所で写すときに一番問題となるのが電池です。最近のカメラはほとんどのものが電池で動いていますが、寒いところでは電池の性能が極端に低下するため、すぐに電池切れを起こします。機械式のカメラであれば電池の心配はありませんが、寒さで内部の潤滑油が固まり、動作しなくなることも考えられますので、根本的には寒さ対策が必要となります。

以上のことからオーロラ撮影に向いているカメラを順に挙げると、
1.機械式一眼レフカメラ・・・電池切れの心配なし。ただし、物量が少ないため中古カメラ店などにしか売っていない。また、慣れないと使いにくいのでカメラを使い慣れた人向き。
2.電池式(一般の)一眼レフカメラ・・・入手性よし。ただし予備の電池は必須。
3.コンパクトカメラ・・・シャッタースピードに制限がつく場合が多い。
のようになります。尚、使い捨てカメラではオーロラを撮影することはできません。

[デジカメか銀塩か]
カメラ中〜上級者であれば自分の好みで使い分ければいいのですが、初級者向けはズバリ、デジカメです。理由は簡単で、撮影結果がその場で確認できるからです。オーロラは光の強さも様々で、それによりシャッターの開放時間も変える必要があります。結果を見て上手く撮れていなければ、その場で設定を調整て再度撮影することができます。しかし、銀塩カメラでは撮影結果が出るのが早くて翌日ですので、失敗しているか成功しているか分からないまま撮影しなければなりません。ただし、銀塩カメラはデジカメに比べノイズに強いという利点もあります。

[レンズ]
一眼レフのようなレンズ交換式カメラを前提にお話すると、レンズはやはり広角のものが必要になります。35mm版の銀塩カメラであれば28mm以下程度の広角が欲しいところです。また、夜空の撮影なのでレンズの開放F値ができるだけ小さいものを使いたいところですが、開放F値が小さいレンズはたいてい高価なため、これを補うためには高感度フィルム(ISO800など)を使うか、シャッター開放時間を長めに取る必要があります。

[ビデオ撮影]
動いているオーロラを撮りたい!と思ってビデオカメラを回しても、残念ながら市販されているビデオカメラではオーロラは撮影できません。肉眼でははっきり見えるオーロラも実は弱い光であるため、ビデオカメラには写らないのです。

[三脚]
オーロラ撮影に三脚は必須です。忘れないようにしましょう。

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