カリブの小国バルバドス(2006年4月21日) - バルバドスのクチコミ
- さすらいおじさんさん
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- 旅行時期 : 2006/04(約20年前)
カリブの小国バルバドス(2006年4月21日)
バルバドスは、カリブ海、西インド諸島東端の小アンティル諸島にあり、島全体が珊瑚礁で出来ている島国で首都はブリッジタウン。英連邦王国の一国で人口は約30万人。
バルバドスは、ポルトガル語で「鬚・ひげが生えたもの」とのことで、バルバドスの植物の中にひげが生えたように見えるものがあったようだ。
4世紀から16世紀頃までは南米・インディオ族が移住していたがカリブ族の襲撃にも遭っていた。
1500年にスペイン人が渡来し全ての先住民を奴隷としてイスパニョーラ島へ強制連行しバルバドス島は無人島化。
1620年代にイギリスの艦隊が無人のバルバドス島に到達し、1627年頃からイギリス開拓団により植民地化開始しサトウキビ栽培を黒人奴隷を使って行った。1834年奴隷制は廃止後もイギリス人農園主などが政治、経済を独占。1937年には奴隷の子孫の黒人暴動が起こり、イギリス政府に結社の自由、労働組合の結成を認めさせ1938年には、バルバドス労働党を設立。1958年には西インド連邦を結成し、周辺のカリブ海諸島のイギリス植民地と合同で独立を志向したがジャマイカの離脱など結束できず1962年には再び単独でイギリスの自治領に復帰。1966年にイギリス連邦加盟国として独立。
独立後は平和志向で観光開発に力を入れ、安定的な経済成長を実現した。
国家元首はイギリス国王で、バルバドス政府は英国王に代わり、象徴となる大統領を設置しているが
トリニダード・トバゴとは領海問題があり、対立している。
現在は黒人奴隷の子孫がイギリスの街並みのような平和で豊かな観光の街を築いているが南米からの不法労働者などの侵入には厳しく対応している。長い不幸な奴隷時代から勝ち取った平和を守ろうとする意識が強い国だと感じた。
旅行記;http://4travel.jp/traveler/sasuraiojisan/album/10063412/
(写真はバルバドスの海)
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