カポコロンナ(クロトーネ県)の基本情報 - クロトーネのクチコミ
- コトルさん
- 男性 / クロトーネのクチコミ : 31件
- 旅行時期 : 2018/06(約8年前)
2018年6月にカポコロンナに行きました♪
古代ギリシャ遺跡のある岬「カポコロンナ」。
岬には16世紀のトッレ(見張りの塔)と小さな教会「Santuario di Santa Maria di Capo colonna」があり、
その周囲に古代ギリシャ遺跡が広がる。
カポコロンナは紀元前303年にギリシャ帝国の植民地としての小さな町が誕生。
そこに1000人ほど住んでいた。
その存在は5世紀までで、
それ以降は廃墟化していく。
クロトーネも同様なかつてのギリシャ帝国の植民都市で、
現在のクロトーネには面影が残っていない。
このために古代のクロトーネを知るには絶好の遺跡。
広大な町の遺構が広がり、
町の基本である神殿・宮殿・住居・浴場などは全て備わり、
驚くほどに水道管も整備していた。
出土された古代ギリシャはイタリアでは一級品ものばかりで、
国立博物館に保管されている。
また、見事なモザイク画も残されていた。
岬の先端部へ。
そこは古代ギリシャ遺跡が広がる。
主に住居ゾーンであったといわれている。
周囲のほぼ270度の青いイオニア海が広がり、
素晴らしい眺め。
後ろへ振り返ると16世紀のトッレ(見張りの塔)が凜と立つ。
中世時代と古代ギリシャ遺跡の競演。
ハイライトの一本柱へ。
歩き進むと岬の先端部に一本の柱が見えてくる。
それが神殿の柱であったが、
中世時代にクロトーネの宮殿や商館に使われてしまい、
現在は一本だけ残った。
また、カポコロンナという名に由来している。
それは「岬の神殿柱」という意味。
すくっと立つ古代神殿の柱は美しい畝を持ち、
古代ギリシャ神殿共通であることを物語っている。
はるか昔、ここに慎ましく小さな町があったことを語りかけてくれる。
神殿柱の向こうに青いイオニア海。
古代の息吹を感じられる。
入場は無料です。
駐車場からかなり歩きますので、
全体の観光時間は1時間を要します。
クロトーネから車で20分ほどですので、
タクシー利用が便利です。
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