ナポリのプロのスリ集団 - ナポリのクチコミ

ナポリの混んだバスの中での出来事。
9割方混み合ったバスの前方の乗り口から乗り、妻は人を掻き分け中程まで進んだのですが、私は通路の手摺につかまった男の手によって“とうせんぼ”状態となり、その場で仕方なく立ってたのですが、その内バスの揺れにあわせて体に触れているような･･多分何処に財布が入っているのか探っていたのでしょう。
その時の私の服装はダウンジャケットの下にいつも海外旅行時に着用する薄手の、ポケットのいっぱいあるベストを着、そのベストの内側のファスナーの着いているポケットに財布を入れており、まずスリ対策は万全だと自負しています。
バス前方には2人組。私はスリだと感じたので手摺を掴んでた手も離ししっかりとガードをしました。
多分バスの中で別の仲間に合図をしたのでしょう、中程に乗っていた2人の男がバス停で中程の降り口から降りて、前の乗り口から乗ってきました。
私は4人に囲まれることなりました。
私は今まで以上にガッチリとガードを固め、どんな手口で攻めてくるのか半分楽しみで神経を尖らせていたのですが、スリ集団は途中で諦めバスから降りましたが、気が着くと私のダウンジャケットは一番上まで閉めていたファスナーは途中まで開けられ、その下のベストも上から1／3くらいまで開けられていました。
ダウンジャケットのファスナーの開け閉めは自分でも重く感じ、両手でないと難しいのですが、それが見事に･･･
前の男の胸に抱えたかばんが私の首辺りに当たっており、そのかばんでファスナーの上部を押さえて気づかないようにファスナーを下げたのだとおもいます。
さすがプロです。