ハノイ 犬事情 - ハノイのクチコミ
- BO/Mさん
- 男性 / ハノイのクチコミ : 100件
- 旅行時期 : 2012/03(約14年前)
Pho Hue 通りで昨晩見かけた、シベリアンハスキーちゃん
ハノイ、犬事情。
二通り、有る。
1.愛犬。
2.食犬。
1.愛玩する犬、ペットとして。 様々な犬種が、それぞれの財布の紐にも応じて飼われている。 大型犬では、アルプス犬迄、居る。 夏のハノイには、酷な毛並みである。 その他、ドイツシェパード、シベリアンハスキー、ラブラドールレトリーバーあたりは偶に見掛けるし、それらの雑種とあらば、それまたちょっとお間抜けな顔で可愛らしく、偶に見掛ける。 中型、小型はそこらじゅうに寝転がっている。 ペット市場も市内に有ると聞くが、ついぞ行った事が無い。鳥インフルエンザ、SARS等と騒がれており、鳥インフルエンザについては、つい最近も発症地としてハノイ及び近郊が挙げられていたから、敢えて行く事もあるまい。
2.食犬、と言う言葉が果たして日本語で有るか? 否。 食べる為の、犬。 または食用犬。 ティッチョー、と日本語式に書いたところで発音は難しいのだが、食用犬、丸焼き状態で、ピンと尻尾が立って、市場に売られている所を見掛ける。 犬を(基本的に)食わない日本では、酷い、残酷、と思われるかも知れないが、こちらベトナムではごく普通に好きよ、好きですよ、と言われる食肉の一種だ。 白人はクジラをやイルカを殺す文化を野蛮、と生理的に思うのだろうが、犬は、3度食べざるを得ないで食べたが、正直、僕は美味しい、とは思わない。 マムトム、と言うエビで作った紫色で臭いの凄い調味料をつけて食べたりするのだが、獣臭が口に残り、正直、犬を食べているのかぁ、と言う気分の萎えも伴い、決して、ほうばって次から次ぎへ、とはいかない。 色々な調理法が有って、中には肉球部分を脚ごとぶった切って煮ているものもあり、ゲンナリである。
食に関しては、あまり差別や批判は書きたくない。 それぞれの固有の文化であり、それ自体を批判、避難しても、じゃあ、白人がハンバーガーやステーキの塊をほうばっているからって、それをどう言うか、と言う尽きぬ避難批判合戦地獄に陥るだけだから、である。 韓国の人は、馬刺しを身震いする(騎馬民族精神によるのか)と言う。 中国ではもっと色々なモノを食べる。 旺盛な調理欲、と言おうか。 牛も豚も、羊も山羊も、ダックもマグロも・・・生きるモノの命を頂戴して、人は生きているのだが・・・。 菜食主義、もどうだかな、と思う。 ギャーとか言わなかったら、「殺して」良いのか? と疑問符は尽きない。
で、戻って、犬さん。
僕はマチナカで出会うペット愛玩犬の方が好きだ。 ティッチョーは、ガイジンに対する納豆やくさや同様、食わせて、そいつのシドロモドロを見て楽しむ悪趣味には良いが、僕は極力お断りをしている。
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