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両替 @ ハノイ - ハノイのクチコミ

BO/Mさん 写真

BO/Mさん
男性 / ハノイのクチコミ : 100件
旅行時期 : 2012/02(約14年前)

もし、あなたがハノイ市内で、せいぜい5?10万円程度の両替をされるなら、

1.投宿先ホテルが4?5星級ホテルなら、レセプション隣接のキャッシャーで両替、

2.ベトコンバンクへ行き、両替(パスポートのみ持参でOK)、

が最も公正な両替率であり、かつ信頼性の高い(バウチャーのしっかりと発行される)方法でしょう。

仮に、

*もっと高額な両替が必要だったり、
*外貨→外貨でフクザツな両替をしたい場合、話は違ってきます。

ハーチュン通り、と言う通りがホアンキエム区、新しくなったハンザー市場ビルのそばに有ります。 そこに、幾つか並ぶ両替商が、そうしたリクエストに対応してくれます。 但し、勿論、表立ってはいませんから、決してオフィシャル・レシートは発行されませんし、少額のリクエストには対応されない可能性が有ります。

さて、もとよりこうした場合、取引そのものは自己リスクで、となります。
そして、エビデンス(証拠となる書類)も何も無い為、取引をしっかりと自己責任でやり切る事が必要となります。

その為には、相当レベルでの語学力(この場合、ベトナム語または英語を指しておきます)を求められます。 いざ、と言う時の為です。

幾つか並ぶ両替商の中で、老舗と言えば、QCです。(ここではイニシャルだけにします) ここの現在店主及びマダム系譜の先々代がMOF長官を務めた事も在る「由緒耐え出しい」闇両替商(?)です。 事実、国も公式に、では有りませんが認知しており、銀行でも外貨を握る裏の顔、と言えばQC、と誰もが口を揃えて言う程の「権威」です。

昨今、ベトナム政府は、外貨両替は正式なルートのみとする、と「宣言」公布、結果表立って堂々とは外貨両替はできなくなりました。 QCとて、その例外とは成り得ませんでした。 結果、実に単純明快なのですが、ハーチュン通り表から見えない、奥の間に通されて両替をする、と言う図式にかわりました。 単純です。 明快です。

但し、ここで問題が発生しています。 表、にマダムは立って細かいやり取りを今でも陣頭指揮するのですが(表、で何をやっているのかは、正直、当方には不明ながら)、奥の間に通されると、部下の男の子立ちが、実際の両替を仕切っています。

その子らが、トリッキーなのです。 知人は、7,000ドル持って行き、それをユーロに両替したのですが、いつのまにか、6,000ドル分しか両替されず、本人も(誠に不注意ながら)良く確認せずに店を出てしまい、後で1,000ドル分、明らかに足りない事に気付き、再度QCを訪ねたのですが、証拠不十分で取り返せず泣き寝入りでした。

さて、今回、矢張り複数の外貨を持って行き、ユーロに換えた人の話。
中国人民元、香港ドル、タイバーツ、米ドル、ベトナムドンの5通貨を持ってQCに行き、その全てをユーロに換えなくてはなりませんでした。
自分で概算した結果、インターネットサイトの外貨交換率等から、ユーロに単純換算すると、大体3,800?3,900ユーロになる事が分かり、当然両替商ですから手数料を取る為、誤差数%の値引きは仕方ない、と考えて行きました。

紆余曲折有ったのですが、担当の男の子は手際良く紙幣を数え、破れたり汚れたりしている紙幣にダメ出しを出し、2,100EURO、とメモ書きを残して、現金を握り締め上階に行ってしまいました。 慌ただしくメモを目の前に遺し、すっ飛ぶ様に行ってしまったので、説明を求める間も無く、いやいやいやいや・・と手計算をやり直したりして数分後、担当の男の子が上階より戻り、また慌ただしく紙幣チェッカーを使って細かい枚数を数え始め、結果、ハイ、2,100ユーロ、と渡してサンキュー、と手仕舞いしようとしたので、

待ってくれ、渡した金額と、両替率をきちんと示してくれ、と英語で説明を求めました。 すると男の子は、英語は出来ない、と言うゼスチャーを繰り返し、終わった、帰れ、と言う様なベトナム語と仕草で追い出そうとします。

絶対に納得出来ないので、更に英語で喋るうちに、声も大きくなっていったので、周りに他の店側男の子達が集まって来ました。 それと、他のベトナム人お客さん、と徐々に増えて、お客さんの中にはある程度の英語が出来る方も居たので、経緯と状況を説明した所、当事者の男の子は旗色が悪くなってきた事を察してか、ごちゃごちゃと説明を始めながら、ポケットに仕舞っていた1,800ユーロを取り出し、早口のベトナム語で何か言いながら、ハイ、と渡して来ました。

結果的に思惑の金額に達した為、ギリギリで問題回避は出来ましたが、この場合、

*事前に持参金額を明記したメモを別に用意して有った事、
*英語での説明能力が十分に有った事、
*また、そうした問題交渉には物怖じしない場馴れが有った事、

の3点により、何とか乗り切れた訳です。

当然、QCも、店としては最も信用のある、由緒正しい、人々が最も利用する店なのですが、そこに働く個々人の「奥の間の男の子達」は、トリッキーで、誤魔化し、店の信用に傷を付ける事をものともせずに「手品」「魔法」で自分の懐を温めようとする者も居る事を理解しておかないとなりません。

ご参考迄。

リスク
5.0
リスクは高い、と言う意味です

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