霧社事件。 - 霧社のクチコミ

日本統治時代の昭和５年１０月に起きた「霧社事件」現場の地です。

事件の要因は、日本の原住民族(セデック族)に対する過酷な支配などによって蓄積されていった不満によるもの、と言われています。
女性や子供を含め１３４人の日本人が虐殺されました。

事件後２ヶ月にわたる日本警察や軍隊によるセデック族の鎮圧、日本側に投降したセデック族(味方蕃)と蜂起したセデック族(反抗蕃)による同族間の殺し合いなどを経て、反抗蕃は人口が事件前の１０分の１まで減り、別の土地へ強制移住させられました。

現在この霧社に住んでいるのは、味方蕃だったセデック族の子孫の方達だそうです。
住民の方達の顔を見ると、台北などの市街地で会う漢民族の方達の顔立ちと違い、彫りの深いエスニック系な方たちが多かったです。
とある一軒の家から聞こえてきた会話も、(多分)セデック語でした。

観光地ではなく、「霧社事件」に興味がある方が訪れる山間の静かな町でした。