ティオマンのプール・バーで、隣のペマンギル島の原始生活を想う - その他の観光地のクチコミ
- タックさん
- 男性 / その他の観光地のクチコミ : 1件
- 旅行時期 : 2004/07(約22年前)
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以前、ティオマンから、20km南のPemanggil 島に 2泊した。
漁民の高床住居を借り、釣りをして夕飯の獲物をとった。漁法は竹ざおを3本、継ぎ足し、それを25mの海底にさして置く。すると、千匹ものアジがその周りを回遊しはじめる。 10本ほどの針(えさなし)をつけた釣り糸をおろすと、入れ食い状態で釣れた。
マグロは、置網を仕掛けて置き、朝にはビン長が数本獲れた。もちろん、刺身だ。醤油とワサビで、豪快に平らげた。
アジは、素揚げを2度、繰り返す。クリスピーな食感が、ビールのつまみに、ピッタリ。 二度揚げアジの味は忘れがたいほど美味だった。置網にかかった40cmのロブスターは、ビーチで火をおこし、BBQにした。
雨水しかない島なので、米はビールで炊いた。
100人ほどの住民はお金を使わない生活だった。持参した乾電池数本とざる一杯のカニを交換した。
高床式住居は、エコ住宅である。 高床の板の間から、野菜くずなどを落とすと、すぐに鶏や孔雀が、始末してくれた。
自炊した昼ごはんを食べていると、漁民のこどもたちが集まってきた。 お皿に30cm まで顔を近づけて、ほしそうに、していたが、私が促しても食べようとはしなかった。 イスラムのラマダン中は、日没まで、何も口にしないという戒律を5歳の子供たちも、しっかりと守っていた。
夜はジェッティで星を見ながら寝たが、泥棒 (海賊?) に金品を盗まれたのも、今では、昔ばなしか。
2009年6月も、ティオマン沖に海賊出現、日本人船長を縛り上げ ....... と、怖い新聞記事をみた。 その記事の最後には、海賊船の足どりは、ペマンギル島付近で途絶えた ...... とも。 確かに入り江の多い島。 昔、交易で栄えたティオマンの隣にあって、なぜか、沈没船 (原因?) が多く、かっこうのダイビング・スポットとなっている島。 このマレー版バイキングの話は迫力がある。
この島は、20mを越えていた昔のティオマンの海の透明度を今でも保っているはずだ。 どこまでも澄み切った海では、熱帯魚たちに囲まれ
て泳ぐ至福を味わえた。
しかし、とうとうと言うか、Lanting Beach Resort が開業した。
対照的な2つの島であるが、ティオマンの観光化を追いかけるのは良しとしても、あの抜群の透明度を失ってほしくない。
- 1人1泊予算:
- 2,500円 未満
- コストパフォーマンス
- 4.0
- サービス
- 3.0
- 客室
- 3.0
- バスルーム
- 1.0
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