香港にはなぜネパール人が多いのか？ - 香港のクチコミ

日本に住んでいると、ネパール人と会う機会はほとんどないと思います。香港では日本食のレストランやバーで、あるいは建設工事現場でたくさんのネパール人と会ったり、いっしょに仕事をすることになります。本国以外では、一時ブータン王国に大勢のネパール人が住んでいましたが、ブータン国王の民族浄化令で難民キャンプ暮らしを強いられた歴史があります。(今も難民キャンプに住んでいると思います。)
http://www.ne.jp/asahi/jun/icons/bhutan/
というわけで、今や香港はブータンを例外として世界最大のネパール人海外居住国です。
香港が英国に支配されていた間、ネパール傭兵(グルカ兵)も、元朗に駐屯していました。中国に返還後、英国軍は去っていきましたが、ネパール人は香港の永年市民権を獲得していましたから、多くが香港に残ったのです。

香港の無料配布紙HKMagazine(2009/3/27)によると、現在ネパール人は元朗と佐敦を中心に約16,000人が暮らしているという。
http://hk.asia-city.com/
"minority report"で記事検索。

女の人は、主にレストランやバーで、男の人はバーや建築・土木の現場で働いています。ネパール人には工兵の伝統があって、それで建設関係が得意なのだとshujiは考えています。
日本人のshujiからすると、ネパール人は、まじめにズルをせずに働く点や、はにかみ笑いなど、日本人とそっくりな点が多くて、大変つきあいやすい人たちです。
関連して、最近産経新聞にイギリスでグルカ兵に永住権を要求する動議が通ったという記事が載りました。
産経：元グルカ兵、永住権を要求　「国のために戦った兵士を切り捨てるのか」　英政府、待遇改善へ(2009/5/4付)
http://yomi.mobi/read.cgi/gimpo/gimpo_news5plus_1241446315