太湖は、上海から高速道路で一回りできます。 - 中国のクチコミ

江蘇省と浙江省にまたがる太湖は中国で三番目に大きい淡水湖。周辺には蘇州、無錫、宜興などの大きくて有名な街のほか、東岸・南岸周辺には水郷の町も数多いので訪れてみては。
太湖も今では高速道路に取り囲まれて、車で一周するのも楽になりました。
一周するだけなら上海から一日がかりで回れますが、東岸の蘇州か北岸の無錫あたりで一泊するのがいいと思います。

私たちは、申蘇浙皖高速公路を通ってみるついでに時計回りで太湖一周してみました。
上海から申蘇浙皖高速公路＋その他の高速道路を経由して、無錫へは４時間半ほど。上海を出る際に渋滞に巻き込まれた時間、出口を間違えて遠回りした時間、休憩した時間を除くと４時間かかりません。
途中数ヶ所の料金所で、合計100元ほど徴収されたと思います。
ETCも最近出回っていますが、省境などの主要な料金所くらいでしか使えないのが玉に瑕。料金所のブースはどこも有人。
要所要所にはサービスエリアもあって、給油や簡単な食事ができるほか、飲み物なども購入できます。トイレ用のペーパーは持参が吉。

新しく出来た部分の高速道路は舗装も概ね快適。見晴らしのいい場所では思わずスピードを出し過ぎそうになりますが、速度制限の標識もカメラも随所にあるので注意して見てみてくださいね。
交通標識は日本には無いものもあるので、検索などで見ておくといいですよ。
最近では飲酒運転の罰則が厳しくなったので、これにも注意が必要です。

注：申蘇浙皖高速公路というのは、申（申は滬と並ぶ上海の別称）、蘇（江蘇省）、浙（浙江省）、皖（安徽省の別称）を結ぶ高速道路（A９号線）。上海の虹橋空港近くから、朱家角がある青浦区や太湖南側の南潯（水郷の町）を経由し、安徽省の宜城市方面へと続いています。

一泊した無錫から蘇州を経由して上海に戻った時には、高速道路を離れて水郷の町にも寄ったので正確な所要時間はあいまいですが、３時間〜３時間半程度を予定しておくといいと思います。

上段の画像は、上海市青浦区あたりの申蘇浙皖高速公路（A９号線）。他の高速道路の高架橋も多数。
中央の画像も申蘇浙皖高速公路（A９号線）で、上海と江蘇省との境目の収費站（料金所)。ここは規模が大きい料金所で、ETCも使用可。
下段の画像は、浙江省湖州市あたりの申蘇浙皖高速公路（A９号線）。このあたりだと、普通車の最高速度は時速１２０km。