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新彊:火焔山周辺清代ミイラが発見 - 新疆ウイグル自治区のクチコミ

西部旅情さん 写真

西部旅情さん
男性 / 新疆ウイグル自治区のクチコミ : 1件
旅行時期 : 2009/01(約16年前)

新疆トルファン地区鄯善県火焔山周辺で、古墳群が発見されました。新疆考古研究所の研究員とトルファン地区文物局保護員の鑑定により、古墳群から見つかったミイラは清代のものと推定されたと「亜心網」が伝えていました。
 今回の古墳群は、現地で住宅建設のため整地作業を行っている際、建設作業員が地面を掘り、発見されました。考古研究所の研究員が発掘し続け、現場から2体のミイラが発掘されたほか、さらに大量の靴・帽子・衣類などの埋葬品も発見されました。発掘された木棺はいずれも厚さ1センチ前後の薄い木の板で作られ、複数の古墳には更に未発見の埋葬品が埋まっていると思われます。
 発掘されたミイラのうち1体は身長約170センチ前後、中肉中背で、額の生え際を剃った跡があり、後頭部には黒く細長い弁髪が残り、顔色は肌白く、乾燥した皮膚は完全に保存されています。上唇には柔らかな髭がはっきりと確認できます。上半身は深い藍色のコート状の綿入れの上着を着て、下半身は深い灰色の同じく綿入れのズボンを穿き、上着の中には青色の長袖のシャツを襟を開けて着ている外、乾燥してやせ細った両脚が露出しています。
 現場を検証したトルファン学研究院の張永兵・副研究員は、「清朝では、トルファン地区鄯善県内にも漢族の住民や軍隊がいた」と紹介しました。中国伝統風俗では、官吏が亡くなった際、官服に身を包み埋葬することになり、外には、一定の埋葬品が添えられることになりました。しかし今回発見されたミイラは官服あるいは兵士の服装を着ていないことから、一般の庶民であったと考えられます。
 考古学者によりますと、今回発見された古墳群の規模はいまだ完全には確定されておらず、さらに発見が続く可能性があります。発見現場はすでに文化財部門により保護されています。
参考資料:人民綱日本語版

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