楽山大仏脇の崖を下りていく桟道からの眺めは圧巻！ - 楽山のクチコミ

楽山の見所は、なんと言っても楽山大仏（正式名は凌雲大仏）。岷江に臨む栖鸞峰の崖に彫られたその大きさは、頭だけでも１４m、全体では高さ７１mになるという巨大な座仏。
下を流れる岷江の氾濫を鎮めるために唐の時代に９０年の歳月を費やして建立されたというその大仏は、今では峨眉山と合わせ、世界遺産の複合遺産にも登録されています。

私が訪れたのは靄が濃い日だったので、ボートでのアクセスはせずに、１３路のバスで北門まで行き、そこから入りました。
１３路のバスについては別のクチコミをアップしましたので、必要な方は下記を参照して下さい。
http://4travel.jp/traveler/casa/tips/?dmos=os&wide=AS&middle=CN&small=149#tips_10191070

北門脇にチケット売り場があります。楽山大仏＋麻浩崖墓＋烏尤寺のチケットは９０元。さらに東方佛都も併せたチケットは１６０元。
大仏脇の桟道を下りて行く順番待ちの行列が長いと聞いていた私は、東方佛都へは寄らない事にしました。
●注：　見学時間が季節によって違うのでご注意を。　
４月１日?１０月７日は７：３０?１８：３０、１０月８日?次の年の３月３１日は８：００?１７：３０と出ていました。

まずは順路どおりに遊歩道を巡って大仏の頭の高さまで上って行きます。足元はスニーカー程度の靴でゆっくり上って行けば大丈夫。
途中の見学場所に立ち寄りつつ行ってみたところ、頭が見えてくる所まで４０分ほどかかりました。ちなみに私は普通の体力の持ち主です。
頭の周りをコの字に囲む眺めのいい道は、誰もが訪れるコースになっています。

大仏脇の崖を下りて行く桟道は、楽山大仏桟道と呼ばれ、長さは５００m。
この桟道からの眺めがすばらしいのでお勧めですが、注意点がいくつか。
細くて急な階段になっているお陰で、順番待ちをする行列が長いこと！
私が行った時には、並び始めてから階段の下り口まで３０分待ちでした。それでもずいぶんラッキーだったようです。
桟道の階段は、途中から一人ずつしか下りていけない幅になり、一番下の大仏の足元まで下りるのに４０分かかりました。
桟道から見る大仏は大迫力！あまり混まない時期にはお勧めしたい眺めだと思います。
途中の岩肌に彫られた小さな仏像群もお見逃し無く。

●注：　心臓病、高血圧、高所恐怖症、老齢、身体虚弱の方は、桟道は使用しないようにという看板が出ていたので、健康や体調に不安のある方はご注意を。

桟道では、急な下りの階段で押し合いへし合いになるのが最大の懸念でしたが、皆さんそれぞれに気を付けていたようでよかったと思います。
細い桟道には売店などはありませんでした。飲み物を買ったり、トイレなどの御用は、桟道を下り始める前に済ませてからどうぞ。

追記：　桟道で楽山大仏の右の足元まで下りたら、次は左の足元にある別の通路を通って、出口や麻浩崖墓方向へと行けるようになっていました。