ラテンアメリカのバロック美術を代表する傑作
- 5.0
- 旅行時期:2026/08(約3ヶ月前)
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by まめ夫婦さん(男性)
オーロ・プレット クチコミ:1件
「コンゴーニャス バスターミナル」から歩いて「ボン ジェズス ド コンゴーニャスの聖所」を目指しました。丘の上にあるので最後の急な上り坂がけっこう大変でしたが40分ほどで到着しました。18世紀後半に建設されたこの聖所は、「ボン・ジェズス・ド・コンゴーニャスの聖所」として1985年に世界文化遺産に登録されています。聖所の正面にある階段を上っていくと、左右に12体の石像が並んでいました。これらは旧約聖書の12人の予言者で、ブラジルを代表する彫刻家アレイジャジーニョが1800年から1805年にかけて制作したものです。石像には「ソープストーン」と呼ばれる加工しやすい石材が用いられていて、預言者たちはそれぞれ異なるポーズや表情をしていました。衣服のひだや手の動きまで細かく表現されていて、ラテンアメリカのバロック美術を代表する傑作として高く評価されています。12人の預言者は羊皮紙の巻物を手にしており、それぞれにラテン語で書かれた「旧約聖書」の自らの預言の要約や詩文が刻まれていました。聖堂全体がテーマとしている「キリストの受難と人類の救済」を象徴・示唆する言葉が選ばれているそうです。階段の上から聖所の建物と周囲の街並みを見渡すことができ、彫像と建築、景観が一体となった美しい空間が広がっていました。教会の正面には、イタリアのロココ様式の影響を受けた華やかなファサードが見られました。中に入ると、壁面や主祭壇周辺には、精巧に彫刻された木彫細工に金泥が施されていて、随所に、アレイジャディーニョや当時の工房の職人たちによる、植物や天使をモチーフにした装飾が彫り込まれていました。主祭壇の中央には、十字架を背負う、あるいは苦難を受けるキリストの木彫像が安置されていて、教会の天井や壁面には、聖書の物語や天使たちが描かれた宗教画が配されていました。教会を出ると、ふもとに向かう坂道には、6つの小さな礼拝堂が並んでいました。各礼拝堂の内部には、十字架にかかる前夜、キリストが12使徒とパンとワインを分け合い、裏切りを予言する場面である「最後の晩餐」、 苦悩するキリストに天使が苦杯を差し出す姿と、傍らで眠りこけてしまう使徒たち(ペトロ、ヤコブ、ヨハネ)の対比を描いた「ゲツセマネの祈り」、ユダの裏切りの合図によって、ローマ兵やユダヤの兵士たちにキリストが捉えられる場面である「キリストの捕縛」、総督ピラトのもとでキリストが柱に縛られて鞭打たれ、兵士たちから「ユダヤ人の王」と嘲笑されて茨の冠をかぶせられる場面を描いた「鞭打ちと茨の冠」、重い木製の十字架を背負わされ、処刑場であるゴルゴタの丘へと歩かされる「十字架を担うキリスト」、ゴルゴタの丘に到着し、キリストが十字架に釘付けにされる「十字架への磔付け」といったアレイジャディーニョの手による躍動的で情念のこもった彫刻が残されていました。今回は逆回りになってしまいましたが、この聖所は、単に歴史ある教会というだけでなく、建築、石彫、木彫、彩色が一体となった芸術作品なので、麓から小礼拝堂のキリストの受難の物語を時系列順に辿り、教会前の石像、教会内とアレイジャジーニョが生涯をかけて作成したブラジルの宗教美術を堪能するのがいいかと思いました。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 5.0
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 展示内容:
- 5.0
クチコミ投稿日:2026/10/31
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