陶山書院などと比べると全体的にこじんまりとしていた
- 3.5
- 旅行時期:2025/07(約6ヶ月前)
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by まめ夫婦さん(男性)
安東 クチコミ:9件
11時発の210番バスに乗って屏山書院へ向かいました。屏山書院は、朝鮮時代の大儒・柳成龍(1542~1607)を祀り、学問と教育の場として整備された書院で、現在は世界文化遺産「韓国の書院」の構成資産の一つに登録されています。儒教的精神と学びの伝統を今に伝える貴重な場として高く評価されています。
入口にある「復禮門」は、「自らを謙虚にして礼に立ち返ることこそが仁である」という儒教的理念を表しており、「この門をくぐる者は礼を尽くせ」という願いが込められているそうです。復禮門をくぐると、四方に開放された高床式の建物「晩對樓」がありました。縁側状の板の間を備え、屏山書院でもっとも美しい建築と称されています。門と講堂をつなぐ中間的な空間として、訪れる人が講学に臨む前に心を落ち着ける場とされ、洛東江と屏山の風景を眺めることが儒学的修養につながると考えられていました。
その奥にあるのが講堂「立教堂」で、正面には「屏山書院」と書かれた扁額が掲げられていました。立教堂は学問と儒教的修養の中心となる建物であり、その両脇には学生の寄宿舎である東齋・西齋が建ち並んでいます。中庭を含めた全体の配置は、簡素ながらも整然とした学びの場を形づくっていました。
書院の外側には、400年以上前に建てられた「カタツムリ型」のトイレも残されています。韓国最古級のトイレとされ、使用人や附属職員向けに造られたものと推測されているそうです。
当初は3時間後のバスに乗ることも考えていましたが、陶山書院などと比べると全体的にこじんまりとしていたため、折り返しの20分後のバスで帰ることにして見学を終えました。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 3.5
- コストパフォーマンス:
- 3.5
- 人混みの少なさ:
- 3.5
- 展示内容:
- 3.5
クチコミ投稿日:2025/08/24
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