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国立オペラ座 施設情報・クチコミに戻る

素晴らしいオペラ座

  • 4.5
  • 旅行時期:2025/05(約8ヶ月前)
bloom3476さん

by bloom3476さん(男性)

リガ クチコミ:1件

オペラ『ホフマン物語』を壮麗な国立リトアニア歌劇場で観ました。
詩人ホフマンが、歌う人形のオランピア、瀕死の歌姫アントニア、ヴェネツィアの娼婦ジュリエッタと次々に恋に落ちる話
それを今度の舞台ではカッコーの巣の上で キル・ビル 等に変身して19世紀から21世紀の観客に訴える演出になっています。
良くこんなデカダンな演出を考えつくなあと感心 そして紳士淑女、老婆の皆様までオッフェンバックの現代性を伝えようとしていて、オペラ歌手たちもお上品さなど、かなぐり捨てて表現しています。
それでいて4幕ではジュリエッタを歌った歌手の妖艶にも演じる。 これぞ オペラです。
それもそのはず この『ホフマン物語』の制作は、初めて監督のコンセプトとクリエイティブチームを競う国際コンペが開催され、フィレンツェの監督フェデリコ・グラッツィーニが優勝したバージョンでした。
※ この公演の年齢制限はN-14でした
4時間半 堪能して これで9€ 観れて良かった!
【第1幕(プロローグ)】歌劇場の隣の酒場で、歌姫ステッラを待つホフマンは友人のニクラウス達に、三つの失恋物語を語り始める。
【第2幕】オランピアは科学者スパランツァーニが作った自動人形。人形師コッペリウスに売りつけられた不思議な眼鏡をかけると、その人形が生きているように見え、すっかり夢中になったホフマンは愛を告白。ホフマンと狂ったようにワルツを踊ったあげく、オランピアはコッペリウスに壊されてしまう。ホフマンはこの時初めて、彼女が人形だったことを知る。
【第3幕】楽器職人クレスペルの娘アントニア。名歌手だった母譲りの素養を持っていたが、胸を病み父親から歌うことを禁じられていた。しかし、悪魔のような医者ミラクルが亡き母親の亡霊を呼び寄せ、アントニアが歌うよう誘惑する。歌い続けるアントニアは、ついに死んでしまった。
【第4幕】ヴェネツィアの娼婦ジュリエッタ。彼女は魔術師ダペルトゥットからホフマンを誘惑して影を盗めと命じられていた。賭けですべてを失ったホフマンは魂と命と影をジュリエッタに渡してしまう。恋敵シュレーミルと決闘して勝利するが、当のジュリエッタは下僕と駆け落ちする。
【第5幕(エピローグ)】酒場。数奇な愛の遍歴を語り終えたホフマンの元に歌姫ステッラが現れるが、彼女の崇拝者である上院議員リンドルフと腕を組んで立ち去る。酔いつぶれたホフマンは詩の女神ミューズの幻影を見る。

施設の満足度

4.5

利用した際の同行者:
一人旅
観光の所要時間:
半日
アクセス:
4.5
コストパフォーマンス:
4.5
人混みの少なさ:
2.5

クチコミ投稿日:2025/07/15

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