海洋王国であるオランダの一大海事博物館、驚いたのが国が1番輝いた時代を自ら批判的にとらえる大展示室
- 5.0
- 旅行時期:2025/03(約10ヶ月前)
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by ごーふぁーさん(非公開)
アムステルダム クチコミ:25件
オランダ海洋博物館 et Scheepvaartmuseum /‘s Lands Zeemagazijn 国立海事博物館 アムステルダム海洋博物館 海運博物館 と呼び名がいろいろあるので注意が必要
アムステルダムの海洋博物館/海事博物館は長らく訪問したかった博物館のひとつであった。やはり海洋王国であるオランダの一大海事博物館であるからじっくり堪能してみたく、今回その機会にやっと恵まれた。
海事博物館の楽しみはその地域の海事史を知り、博物館船と艦船模型を眺めることなのだけれど、世界有数の港史を持ち、街全体が港とも言えるアムステルダムだけあって、とりわけ歴史関連の展示が見事な博物館であった。
中でも驚いたのが国が1番輝いた時代を自ら批判的にとらえる大展示室があったことである。自虐的とも言えるほど自国の海事史に厳しい目を向けており、それがあちこちの展示室で見られる上に、「大西洋の影」と題して現代の多様性の視点から植民地時代について多方面から振り返る大きな展示室まで用意されていた。
そして、こうした歴史の振り返りによって、博物館を訪ねた人に様々な深い問題を提起している。歴史を何度も振り返る大切さを海事博物館から学ぶとは思わなかった。「船がなければ植民地主義もない」とまで言い切る矜持、海事博物館にしてなかなかのスタンスで、開館から閉館時間まで1日中館内各所を飽きることなく見てまわることができた。
詳細はコチラ↓
https://jtaniguchi.com/scheepvaartmuseum/
感動的だったアムステルダム海洋博物館の史実検証展示 / 一大海洋国家の海事博物館ガイド
○ 大西洋の影
○ 博物館船アムステルダム号とロイヤルバージ
○ 海の共和国
○ 地図作成
○ 航海計器
○ 船の装飾品
○ 船の模型 ヨット
○ ソールベイのタペストリー
○ クジラの物語
○ 港湾都市アムステルダム
○ 単独航海者ハーマン・ヤンセンの世界一周の旅
○ 博物館の建物
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 1日
- アクセス:
- 4.0
- コストパフォーマンス:
- 4.5
- 人混みの少なさ:
- 4.5
- 展示内容:
- 5.0
クチコミ投稿日:2025/05/11
いいね!:9票
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