シーニック・フライト・ツアーを利用しました。
- 5.0
- 旅行時期:1998/08(約27年前)
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by 旅好者さん(男性)
その他の都市 クチコミ:28件
前日に、カナナラのビジターセンターでシーニック・フライト・ツアーの予約をしました。2時間コースですが、このツアーの変わっているところは、現地のパーヌルル空港(Purnululu Airport)に一旦降りて、ティータイムを摂るところです。
空港に隣接している催行会社スリング・エアーの事務所でチェックインをします。ほかのお客さんもやって来て、今回は10人ほどのツアーでした。使用機材は15~6人くらい乗れそうなものでした。パールヌヌ付近は気流が悪いということですのでちょっと安心?でした。時間が来て飛び立つと、あれ?です。飛んでいく方向が変です。山の形に見覚えがあるなぁと思っていたら、エル・クェストロ専用の滑走路に着陸しました。ここからお客さんを2人拾って行くのでした。エル・クェストロはこの旅で自分たちが宿泊しているところですから、朝早起きしてカナナラまで出てきたのに・・・と無駄足の気分でした。
さて、ここからいよいよパーヌルルに向かって再度飛び立ちます。しばらくするとアーガイル・ダイヤモンド鉱山(Argyle Diamond Mine)の露天掘りが見えました。(2020年に採掘終了だそうですね)やがて、前方に岩がたくさん集まって台地状になっているところが見えてきます。これがパーヌルル(バングル・バングル)です。近づくと1つ1つの岩は蜂さんのお尻の方の部分を縦にした感じです。現地ではビーハイブ(Beehive)という呼び方もあるそうですが・・・。赤く見えるところが珪素(Silica)で、黒く見えるところはコケ(Lichen)で、これらが内側の砂岩への浸食を防いでいるそうですが、崩れやすいので登山は禁止されているとのことです。山塊の中央部はビーハイブの頭の部分だけがこぶの様になって連なっていて、まさに奇岩群といったところです。全体の広さは450k㎡くらいです。高さは上空から見ると50mくらいに見えますが、実際は200mほどあるとのことです。
遊覧のコースは右手にホースシュー・バレー(Horseshoe Valley)を見ながら北東の壁(North East Tip)から入り、イースタン・バングル(Eastern Bangle)の上空からピカニニー渓谷(Piccaninny Gorge)、南縁沿いのギブ・フェイス(Gibb Face)、カセドラル渓谷(Cathedral Gorge)、南壁(Southern Tip)、南西壁(South West Tip)と飛びます。もっとゆっくりと思いますが、あっけない感じで終り、500mほど離れたパーヌルル空港に着陸しました。拳くらいの石ころの転がる滑走路ですから、タイヤがパンクしないか心配しました。
ここはこの地区での唯一の探訪基地なので、4WDのツアーもここに立ち寄るようです。ここでティータイムです。飛行機の後部より1式を出し、テーブルに並べます。人気はやはり良く冷えたお水ですね。体にしみ込む様です。ここは気温も高く、ぶらぶらとちょっと歩いただけで干上がってしまいそうです。早々に引き上げた方が良さそうでした。
再び搭乗し飛び立ちます。帰りは南西壁(South West Tip)から入り、中央部の上を飛んだ後、北西壁(North West Tip)沿いを飛び、最後にエチドナ・キャズム(Echidna Chasm)という深い裂け目を飛び越え、あっさりと終わりました。ヘリコプターならもうちょっとじっくり見られる?のかなとも思いました。
遠ざかるパーヌルルの山塊を名残惜しく振り返ります。しばらく飛ぶと眼下に湖が見えてきます。これがアーガイル湖の一番奥のところでした。どんどん湖が前も後ろも右も左もと広がってきます。でっかいなぁー、でっかいなぁーと感嘆しました。(写真はアーガイル湖の方に載せました)程なく、カナナラに帰着、無事滑走路に滑り込みまました。やっぱり舗装のしてある滑走路は安心できます。とはいっても、出発から3時間以上が経っていました。2時間というツアーの予定時間は大幅にオーバーです。ここでもやっぱりオージーなんですよ。
- 施設の満足度
-
5.0
- 利用した際の同行者:
- 友人
- 観光の所要時間:
- 半日
- アクセス:
- 3.0
クチコミ投稿日:2023/08/09
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