ロマネスクの傑作、天地創造のタペストリー
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- 旅行時期:2019/09(約6年前)
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by piglet2017さん(非公開)
ジローナ クチコミ:18件
大聖堂の正面入口に続く90段の階段は、ファンタジードラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のロケ地で、ジェイミーが馬で駆け上がった階段です。記念撮影をしてから階段を上って正面入口に向かうと、扉が閉ざされていて、諦めて引き返す人が散見されました。サンフェリ教会も理由不明でお休みだったので、大聖堂もまさかのお休みかとがっかりしましたが、左手に入口を見つけ、進んでいくと無事にチケット売り場に辿り着きました。メインファサードには、目立つような案内が見当たらず、観光客には不親切なカテドラルです。
まずは宝物館へ直行、天地創造の物語を刺繍で表現したロマネスク時代のタペストリーを見に行きました。1100年頃に制作されたものですが、色彩が色あせずに残っていました。どんな名前を付けてくれるのかなと期待しながらアダムを見つめるユニコーンや馬、鹿など動物たちの純粋無垢な眼差しが微笑ましく感じられました。975年に制作されたベアトゥス写本は、見えないページはモニターで紹介していましたが、こちらも絵本のようなカラフルなイラストでした。
12世紀の回廊の柱頭彫刻には、回廊を建設している石工たち自身の姿が彫りこまれていました。大聖堂内の祭壇には、カップルが並んで座ると1年以内に結婚でき、独りで座ると独身でいられるパワーを秘めたカール大帝の椅子があり、神父になりたい男性が神父になる前にこの椅子に座ったそうです。今は司教専用の椅子となっていました。
- 施設の満足度
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5.0
クチコミ投稿日:2021/12/23
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