ショパンの名曲が生まれたサンドの愛の館
- 5.0
- 旅行時期:2018/07(約6年前)
-
by piglet2017さん(非公開)
サントル・ロワール地方 クチコミ:7件
ショパンが7回の夏を過ごし、作曲に没頭、数々の名曲が生まれたことで有名な、恋人サンド所有の館です。ロワール川沿いの風景とは違い、館のあるベリー地方は農業大国フランスらしい広大な田園(『愛の妖精』の舞台)が広がっていました。館内の見学は時間指定のガイドツアーで、お昼休みもあります。午前中の最後のツアーだと思われる11時45分スタートのツアーで見学しました。
作家サンドの城館には、ショパンだけでなく、名だたる芸術家たちが集まり、女主人のサンド自ら料理の腕をふるってもてなしたそうです。食堂のテーブルには、ショパンやドラクロワなどのネームプレートが置かれ、ショパンからの贈り物のベネチアングラス、サンドがデザインした苺柄のお皿が並べられていました。隣の客間には、気品のあるジョルジュ・サンドの肖像画や、ショパンも作曲に使っていたプレイエル社のピアノが置かれていました。サンドの息子のモーリスが作った人形劇場には、母サンドが縫った服を着たモーリス手作りのマリオネット人形が並んでいました。劇のシナリオはサンドが担当、ショパンが即興で伴奏、館に招かれたゲストだけでなく、ノアンの村人も楽しむ人気のイベントだったようです。少女時代のサンドの部屋は、サンドの孫娘の好みでインテリアのテーマが日本になっていて、竹の家具まで置かれていました。晩年を過ごし息をひきとった青の寝室を見学した後は、敷地内で眠るサンドのお墓まで足を延ばしました。ガイドツアーの所要時間は1時間でした。
- 施設の満足度
-
5.0
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
クチコミ投稿日:2020/07/26
いいね!:0票