マカティ開発の原点
- 4.5
- 旅行時期:2020/02(約6年前)
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by beanbagさん(男性)
マニラ クチコミ:12件
マカティ市はマニラ首都圏の南東部にあり、「フィリピンのウォール街」と呼ばれる新都心です。この広大な新都心が開発された原点がここです。
1937年、現在はアヤラ三角庭園と呼ばれる場所にニールソン・フィールド空港が開設されました。当時は、アジア最大かつ最も設備の整った空港として宣伝されています。第2次世界大戦中の1942年、空港は日本軍が占領、1946年に再開されるまで民間空港機能は停止していました。1948年、空港は現在のニノイ・アキノ空港の場所に移設され、ニールソン・フィールド空港周辺は再開発されて現在のマカティ・セントラル・ビジネス地区(CBD)となります。周辺の不動産価格は急騰し、次々とビジネスビルが建設され、マカティは金融・ビジネスの中心地に変貌を遂げます。
そのニールソン・フィールド空港の管制塔がここです。2階建ての小さな管制塔ですが、タワーの横腹に「マニラ・インターナショナル・エア・ターミナル」と書かれていることが、ここがかつて空港の管制塔であったことを誇示しています。曲線とガラスを多用した建物がなんともクラシックで往時の姿を彷彿させます。
現在は有名な「ブラック・バード」という高級レストランとして利用されていますが、開店前であれば一言断って敷地内に入り、建物を見学することができるようです(事実、そうしました)。
東京が田舎町に見えるくらい大発展したマカティのルーツを知るのに絶好の場所です。ぜひ訪れてください。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 4.0
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 展示内容:
- 4.5
クチコミ投稿日:2020/03/11
いいね!:56票
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