再開発された旧市街と放置された旧市街
- 3.0
- 旅行時期:2019/06(約7年前)
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by タヌキを連れた布袋(ほてい)さん(非公開)
スコピエ クチコミ:1件
いわゆる「スコピエの旧市街」は,きれいに整備して観光化されたエリアだ。レストラン,カフェ,土産物店。マケドニアならではの商品や料理を出す店もあってそれはそれで面白いのだが,どこでも見られるような街並みだ。
ところがここは,整備されたエリアの西側に,まったく整備されていない旧市街が並存している。そこが面白い。
整備された東側エリアを一歩踏み出すと,ボロっちい旧市街が姿を現わす。失礼ながら,なかなか貧乏くさい。
ついさっきまで整備されたほうの旧市街を歩いていた。そして「どうしてこんな,どこにでもあるような観光街にしてしまうのか‥‥」と嘆じていた。ところが,ほぼ時間差なくうらぶれた「本物の旧市街」を見て,住んでいる人たちの気持ちが分かるような気もした。
ガラス窓は破れたままで落書きだらけで,空き家の敷地にはゴミが山と捨てられていて,路上にはボロ車が延々と駐車(放置?)されているような街より,つまらなかろうが何だろうが,外見だけでも小ぎれいな街のほうがいいのだ。
しかしバルカン諸国(いや「世界中」といってもいい)の多くの観光地がいっせいに,同じように「小ぎれい」になってしまったら,その中で優勝劣敗が決まるのも早いだろう。幸い勝ち残れたところはいいとして,残りの街はどうなってしまうのか。
そんなことを考えさせてくれたスコピエ旧市街だった。
- 施設の満足度
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3.0
- 利用した際の同行者:
- その他
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 4.0
- 景観:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 2.0
- 日中の人出は多い。夜は19時過ぎに一気に人がいなくなる。
クチコミ投稿日:2019/06/22
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