国境と国境の間にある鉄道駅?
- 3.5
- 旅行時期:2019/06(約7年前)
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by タヌキを連れた布袋(ほてい)さん(非公開)
その他の都市 クチコミ:1件
シャルガン山岳鉄道は,セルビアのウジツェ西方,モクラゴーラ駅-シャルガン・ヴィタシ駅間を走る有名な観光鉄道である。
一見「トロッコ列車」のように可愛いらしい感じだが,機関車や客車はそれなりに大きく,大井川鉄道をひと回り小さくしたような感じか。モクラゴーラ駅には乗車を終えた旅客を拾う大型観光バスがたくさん待っており,人気のほどが窺われる。
この観光列車は,実は線路がモクラゴーラ駅からさらに西へ伸びていて,国境を越えてボスニア・ヘルツェゴビナのヴィシェグラードまで通じている。
残念ながらモクラゴーラ以西の路線は現在運行がなく,線路は錆が浮いたままだった。
ヴィシェグラードからモクラゴーラへ自動車で国境を越えると,道路沿いにこの線路が伴走している。面白かったのは,ボスニア・ヘルツェゴビナ側の出国ゲートを出て,セルビア側の入国ゲートに達するまでの区間に駅らしきものがあったというところだ。
駅と言っても,北海道などの超ローカル区間の無人駅のようにプラットフォームがあるだけのもので,木造の駅名標にはまだ駅名が入っていなかった。
それはそうでも,もしこのモクラゴーラ以西の路線の運行が現実化したとき,ここはどういう駅になるのだろうか。これまで陸路国境はさまざまに越えてきたが,国境の狭間に鉄道駅があるというのは珍しいと思う。なかなか興味深い。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用目的:
- その他
- 利便性:
- 1.0
- 僻地間を走る観光鉄道なので,現在のところ利便性はない。
クチコミ投稿日:2019/06/22
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