ティラナ時計塔縁起
- 3.0
- 旅行時期:2019/05(約7年前)
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by タヌキを連れた布袋(ほてい)さん(非公開)
ティラナ クチコミ:11件
エトヘム・ベウトは1822年に時計塔の建設を始め,ティラナの素封家の協力により完成に至った。建設当時,塔の高さは約30メートルで,時計は機械仕掛けで真鍮製の鐘を備えていた。盤や針がない時計で,鐘の鳴る数により時刻を知らせるものだった。時計は、その後もティラナの時計専門家の家系により維持管理されていった。
建設当初は,塔の適当な場所に換気や避雷のための小さな窓が空けられていたたが,1928年に塔は改装され,現在の外観に至った。
その改装で,塔はそれまでより5メートル高い約35メートルに達した。バルコニーが増築され,針のある四つの時計が塔の上に設置された。ベネチア風の屋根も取り付けられた。
政府はティラナの近代化を示すためにドイツ製の時計を導入した。時計塔の姿は,そのままティラナの発展を表している。初期に建設された半分はオスマン帝国風の石造りとなっているが,バルコニーから上は西欧風の造りになっている。1930年代に,時計塔は初めて夜間に点灯するようになった。第二次世界大戦中は戦災に遭ったが,1946年7月に修復された。
1970年まで,この時計塔はティラナでもっとも高層の建築物であった。
時計塔下部は厚い石の壁で造られており,中の木製の階段で上にあがる構造になっていた。その後の修復により,木製の階段は金属製に作り変えられた。
時計塔はティラナの象徴であり,ジャミーア・エトヘム・ベウトとともに独特の建築様式を現している。
- 施設の満足度
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3.0
- 利用した際の同行者:
- その他
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 展示内容:
- 3.0
クチコミ投稿日:2019/06/06
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