マリー・アントワネットの「首飾り事件」の首飾りも見られる、長靴をはいた猫の城
- 5.0
- 旅行時期:2018/07(約6年前)
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by piglet2017さん(非公開)
ヴェルサイユ クチコミ:12件
代々、王の側近を務めたブルトイユ侯爵家の居城です。ブルトイユ侯爵とともにルイ14世に仕えた、『ペロー童話集』で有名なシャルル・ペローも滞在していた城なので、現在は、ペローの代表作、『長靴をはいた猫』の城としてPRしています。城内には、様々な扮装をした長靴をはいた猫の人形があちらこちらに展示されていました。
チケット売り場で日本語のパンフレットをもらえますが、城内はフランス語のガイドツアーで見学するシステムです。非常に元気で快活なお姉さんがガイドしてくれ、蝋人形でお城の歴史的な場面を再現していることもあり、テーマパークのような雰囲気もあるお城見学となりました。
王妃のサロンでは、マリー・アントワネットの首飾り事件が再現されています。事件の首謀者であるロアン枢機卿を逮捕するよう、マリー・アントワネットがルイ16世に頼み、逮捕状に署名する場に、国務大臣だったブルトイユ侯爵も同席していたとのこと。その歴史を忘れないためなのか、資料をもとに正確につくられた王妃の首飾りのレプリカも展示されていて、必見です。同じ部屋には厳重な警備の下、マリア・テレジアから贈られた128個の宝石が埋め込まれたキラキラのテーブルが回っていました。
75ヘクタールもある広大な庭園には、『長靴をはいた猫』はもちろん、『赤ずきん』『シンデレラ』『眠れる森の美女』など、ペロー童話の代表作の場面が蝋人形で再現されています。児童公園のような遊具もあり、大勢のフランスの子供たちが、元気に走り回っていました。大人も子供も気軽に楽しめるお城だと思います。
- 施設の満足度
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5.0
- 観光の所要時間:
- 半日
クチコミ投稿日:2019/05/19
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