4人の少年たちの興奮を追体験できた! 2万年を遡る人類始原への旅・・ヴェゼール渓谷の洞窟壁画 Lascaux 4
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- 旅行時期:2019/04(約7年前)
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by wiz さん(非公開)
モンティニャック クチコミ:1件
ドルドーニュ渓谷周辺の美しい村や自然を楽しんだ後は、美食の大地、ペリゴールの風景を眺めながら、先史時代(オーリニャック文化)にクロマニョン人が描いた洞窟壁画で有名なラスコーへ向かいました。
私たちが向かったのは、2016年12月にオープンした「ラスコー4 (Lascaux 4)」。
ラスコー4がオープンした頃、東京ではラスコー展(ラスコー3の展示)が開催されていましたが( そのとき書いたクチコミ → https://4travel.jp/domestic/area/kanto/tokyo/ueno/okachimachi/tips/12493802/ )、まさか、あのときはラスコー4に行けるとは思ってもいなかった!
ラスコー洞窟の壁画は、1940年9月12日、モンティニャック村の4人の少年たち(マルセル・ラビダ、ジャック・マーサル、ジョルジュ・アニエル、シモン・コエンカス)が、穴に落ちた飼い犬を救出した時に発見されたといいます。
ラスコー4は、ラスコー洞窟全体を忠実に再現したレプリカなのですが・・ レプリカの洞窟の中に入ると、まず、本物の洞窟のような温度設定(13度位)で暗く涼しいのです。 そして、はじめに、1940年9月にひとりの青年(マルセル・ラビダ)がラスコーの丘に見つけたという「窪み」の下に辿り着くのですが・・ この「窪み」がほんとうに狭いのです(よくこんな窪みから中に入ったなぁ~~~)! この「窪み」を見た時、4人の少年たちの興奮を想像しました! そして、その奥につづくのは、壁画のある広間のような洞窟や、細長い洞窟・・! 少年たちはどのようにこの洞窟をすすんだんだろう・・!
・・・・・ 本物の洞窟は、観客の吐く二酸化炭素により壁画が急速に劣化するなどし見ることはできませんが・・ 忠実に洞窟を再現した「ラスコー4」、2万年を遡る人類始原への旅・・ 楽しめましたよ~!
レプリカの中では撮影できなかったですが、(レプリカの後で見学できる)アトリエと呼ばれるところでは撮影可でした。
[ ラスコー洞窟 ]
1948年7月14日、洞窟の一般公開。
大勢の観客を洞窟内に受け入れていたが観客の吐く二酸化炭素により壁画が急速に劣化。
1963年4月18日、壁画の外傷と損傷を防ぐため、洞窟の閉鎖決定。
1983年、ラスコー2開館(最も有名な2つのギャラリーを再現した洞窟の複製)
2016年12月、ラスコー4開館(実物を忠実に再現した洞窟全体の複製)
https://www.lascaux.fr/fr
- 施設の満足度
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5.0
クチコミ投稿日:2019/05/15
いいね!:5票
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