カサ・ミラ
- 3.0
- 旅行時期:2018/11(約7年前)
-
-
by ミルさん(男性)
バルセロナ クチコミ:15件
カサ・ミラは、アントニオ・ガウディが54歳と時に設計した。ブルジョワのペレ・ミラ夫妻の邸宅として建てられた建築物です。ミラ夫妻はプリンシバルと呼ばれる3階部分に暮らし、他の階は賃貸住宅として貸していました。建物の外観は直線を徹底的に排除し、波打つような曲線で表現されており、地中海をイメージし、バルコニーの装飾は海藻を表現したと言われています。屋上部分はガウディの真骨頂とも言える独特の趣向を凝らした造形が存在感を放っています。現在、世界遺産に登録されているカサ・ミラですが、実は当時は、かなり評判が悪かったようで、悪趣味と酷評され、バルセロナ市民から「石切場」という汚名が付けられたほどだったそうです。 住人を募集していましたが、1500ペセタという、当時の月給の10倍という高額な家賃だったこともあり、なかなか借り手がみつからず、「3世代にわたって値上げしない」という契約内容を盛り込み、何とか借り手を確保したそうです。この時の契約要項が今も活きており、現在でも、家賃は月1200ユーロ、日本円で14〜15万円ほどとなっています。このカサ・ミラには8室あり、現在も、4世帯の住居となっています。バルセロナの一等地に建つ芸術的な世界遺産のマンションに驚愕の安さで暮らせるとは、住民は考えられない程にラッキーと言えます。現在、最上階が「ガウディ博物館」となっています。
- 施設の満足度
-
3.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
クチコミ投稿日:2018/11/19
いいね!:0票
利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する