断崖絶壁の上に築かれた城塞都市は迷路の街でした
- 5.0
- 旅行時期:2018/06(約6年前)
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by クッキーさん(女性)
クエンカ クチコミ:4件
首都マドリッドから高速列車AVEで1時間弱の所に位置する「歴史的城砦都市クエンカ」。フカル川とウエカル川に守られるように挟まれたクエンカは、大地を河川が浸食してできた巨大な断崖の上に築かれた街です。その険しい断崖にある街に造られたことにより「鷲の巣」とも呼ばれています。
9世紀に コルドバ防衛の拠点の一つとして、イスラム教徒たちがここに城砦を建設し、定住したのが、そもそもの始まりだと云われています。標高は約1000m。峡谷と断崖絶壁で守られた難攻不落の砦でしたが、1177年、レコンキスタによって9ヶ月にも及ぶ攻防戦の末、カスティーリャのアルフォンソ8世の手によって陥落。それ以降は、キリスト教徒の町として発展してきました。
市役所のアーチをくぐった先の マヨール広場の端にあるカテドラルが見所の一つと言われますが、「魔法にかけられた街」とも称される不思議な景観は、街の至る所にある 建物と建物をつないだ下の通路を潜り抜けた先の 細い路地に見られます。路地の先に繋がる階段を上がったり下りたり、その先に見える新市街、街を取り囲む奇岩などの景観を楽しみながら歩いていると、いつの間にか迷子状態。中世においては鉄壁の防御を誇ったという街を体感できます。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- 観光の所要時間:
- 半日
クチコミ投稿日:2018/10/14
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