カサ・ビセンス
- 3.0
- 旅行時期:2018/08(約6年前)
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by ミルさん(男性)
バルセロナ クチコミ:15件
天才アントニオ・ガウディが手がけた最初の家として知られるのがカサ・ビセンスです。カサ・ミラやカサ・バトリョのような、いかにもガウディと一目で判る、いわゆるガウディらしさが感じられず、伝統を踏襲しつつ、そこにいかに自分のカラーを盛り込んでいけるかにチャレンジする、若き建築家の像が見て取れる、興味が尽きない建築物でした。ここから始まり、最終形のサグラダファミリアに至るのだなぁ〜と考えると天才は1日にして成らない事を実感させられます。個人住居だったこともあり、一般開放していませんでしたが、2017年11月から公開され見学ができるようになりました。ガウディの真骨頂である曲線美はあまり目立たなく、むしろネオムデイハル様式の影響を強く受け、直線を基調としていたのが印象的でした。タイルの使い方など、ガウディの作品と知らなかったら、ガウディの建築学校時代の先生だったドミニク・モンタネールの作品なのかと勘違いしてしまうかも知れません。
- 施設の満足度
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3.0
クチコミ投稿日:2018/09/01
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