死のダンス
- 3.5
- 旅行時期:2013/04(約13年前)
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by ニコニコさん(女性)
タリン クチコミ:1件
1980年に修復が行われ、聖ニコラス教会は
宗教芸術を展示する博物館となります。
聖ニコラス教会の代名詞的存在ともいえるのが、
ベルント・ノトケによって描かれた
15世紀の絵画「死のダンス」
もともとは社会のあらゆる階層の人々が描かれた
30メートル幅の長い作品だったそうですが
現存するのは縦1.6メートル、横7.5メートルの一部で、
法王や皇帝、皇女、枢機卿、国王らがいやいやながら
「死」とともにダンスを繰り広げる様子が描かれています。
いやいやながらの皇女の顔が可笑しい。
作品の下部には
「みんなダンスに加わりなさい、
法王、皇帝、すべての生ける者たちよ、
貧しい者も富める者も、大物も小物も、
さあ一歩踏み出して、自己憐憫などは役にはたたぬ。」
といった「死」からの警告が記されています。
ガラスが覆っていて、光の反射ではっきり見えないのが
残念な気がします。
15世紀のリューベックの職人、
ヘルメン・ローデの傑作といわれる主祭壇があり、
開かれた左側には、
船乗りや貧しい人々を救済する聖ニコラスの生涯が、
右側には異教の偶像を破壊し殉教した
聖ヴィクトルの生涯が描かれています。
他にも、15世紀の聖母マリアの祭壇、
16世紀の聖アンソニーの祭壇、
タリンの工作ギルドの組合員による
銀細工などが展示されています。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
クチコミ投稿日:2018/07/26
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