カナート (ホッターラ) Khettara

史跡・遺跡

古代ペルシアに起り、その後ペルシア・アラビア勢力圏の拡大や東西文化の交流に応じて旧大陸の乾燥地に広く普及した乾燥地帯に行われる特殊な導水設備です。

4.0
旅行時期：2018/02（約6年前）

by likely_koalaさん（男性）

ワルザザートクチコミ：6件

北アフリカに位置するクスクスやタジン鍋発祥の地域にあるモロッコを訪問した時に、アトラス山脈の峠越えの後、エルフードまで行って４ＷＤに乗り換えて行ったサハラ砂漠内のホテルに宿泊した次の日、カスバ街道を抜けてワルザザードへ向かいました。

その途中に道沿いにあるカナート (ホッターラ)を見学しました。
見学用の井戸の中に入るのには入場料が必要で、道路沿いにはお土産物屋などもありました。

カナートとは砂漠地帯などの乾燥地域に見られる地下用水路のことで、山麓の扇状地などの地下水を水源として蒸発を防ぐために地下に水路を設けたものだそうです。

見学したのは、地表から工事用の穴が掘られた水路の途上にある井戸のようなもので、修理や通風に用いられる部分です。