米加戦争時代の力作
- 4.0
- 旅行時期:2017/09(約8年前)
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by norisaさん(非公開)
オタワ クチコミ:4件
世界遺産のリドー運河ですが、この運河はパナマ運河のように水位の差を調整しなくてはなりません。
とうのはキングストンから一旦50m上昇し、さらにオタワに向けては83m下がるという標高差を克服しなければなりません。
このため、途中27か所の水門、すなわちロックステーションが設けられ、合計49か所もの地点に細かく水位調節をするロックが設けられました。
これが185年も前に建設されたことに感激しますが、裏を返せばカナダにとってのアメリカの侵略は脅威だったわけですーーー。
リドー運河は、1826年から6年の歳月をかけて造られた全長202kmの運河です。
1812年のアメリカとの戦争後オタワから我々が昨日訪れたキングストンのオンタリオ湖を結ぶ軍事物質輸送ルートとして考案されました。
この運河はジョン・バイ大佐の計測により建設されました。
5月のチューリップ祭には300万本のチューリップが運河沿いを埋め尽くし、冬は世界最長!!の天然のアイスリンクになります。
しかし、アメリカの侵略に恐れて200kmもの運河を造ったカナダ、というよりも大英帝国。
今でこそ一枚岩にも見える英・米・加ですが、百数十年前には血で血を洗う対決を続けていたライバルでもあったわけですーー。
そんな歴史をじっくり調べたうえでこの運河を眺めるとまた違った景色になること請け合いです!!
この運河は長いのでアクセスは至る所でできます。
一番簡単なのは国会議事堂見学の際に立ち寄るのがいいでしょう。
というのはこの敷地のわきに運河の起点(終点)があるからです。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 展示内容:
- 4.0
クチコミ投稿日:2017/12/05
いいね!:17票
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