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世界遺産の地底探検!!

  • 4.5
  • 旅行時期:2017/01(約7年前)
After9さん

by After9さん(男性)

カールズバッド クチコミ:1件

朝早く宿を出発してCarlsbad Caverns National Park(カールズバッド洞窟群国立公園)に!
こちらは1992年に訪問して以来なので25年ぶり!
カールズバッド洞窟群国立公園(Carlsbad Caverns National Park)はニューメキシコ州、Guadalupe Mountainsアダルーペ山脈(Guadalupe Mountains)にあり、国立公園内には83の洞窟、その中のLechuguilla Cave(レチュギア・ケイブ)は、全米で最深の489m、長さは世界で第5位となる203 km!

ここは石灰岩の洞窟で巨大な地下室が魅力的で神秘的!!
ビジターセンターで国立公園の入場料を払いいざ地底探検!
パークレンジャーが案内してくれるガイドツアーもあるが、ガイドなしで自由に回る事に!!
そして洞窟の地底へは25年前は徒歩で時間をかけて突入したけど、今回は時間短縮でエレベーターで一気に降りる・・・
エレベーターで降りたホールには展示物や土産のショップでまだ現実的な世界!

さて、ここがスタート地点で案内に進み歩く!
カールズバッド洞窟群は1995年に世界遺産されましたが前回訪問した1992年にはまだ登録されてなかった!
巨大な洞窟の3分の2は自然保護区域に指定されていてその一部を見ることができます!

カールズバッド洞窟はおよそ2.5億年前に長さ600キロメートルの内海に礁ができ、海綿、藻、貝殻の遺骸が大量に堆積し厚い石灰岩の地層となった!
やがてこの海が蒸発してなくなり陸地となり、海水の蒸発で岩塩と石膏の地層となり地底に残り、そして無数の石柱やつらら石などが神秘的な地底を作り出している!!
200万~300万年前にこの地域が隆起し、侵食を繰り返し化石礁を形成する石灰岩体が地表に現れ、雨水は石灰岩にしみ込み石灰岩を溶かし、巨大な地底をつくっていった・・・

また、硫化水素ガスが天水起源の地下水に溶け、酸素と反応して硫酸へと変化し・・・
硫酸によって石灰岩の溶食が進んだために巨大な空間を生み出しカールズバッド洞窟が誕生した!!

50万年以上前の巨大な地下空洞ができた後に地下水の一滴一滴が方解石の結晶としてこの不思議なつらら石、石筍などカールズバッド洞窟の装飾がつくっていった・・・

水が滴る天井には、鍾乳管やつらら石ができ、床に落ちる所には石筍が生まれ、やがてつらら石と石筍がつながる場所は石柱となるが、気が遠くなるほど無限の時間をかけて・・・
傾いた天井から浸透水が流れ、カーテンと呼ぶ石灰生成物が垂れ下がり、壁や床を流れる水から沈積したものは、フローストーン(流華石)となる!

水たまりやプールがある所には、洞窟真珠やリリーパッド(ハスの葉の意味)が神秘的!
洞窟真珠は、砂などの小さな粒子の周りに方解石が重なり真珠のようなる!
リリーパッドは、水たまりにできた石筍の頂上が水面に薄く広がりハスの葉のようになる!

壁一面にあるケイブ・ポップコーンは、表面にしみ出た水が蒸発し、方解石の沈積物が残ってできたと推測されている!

カールズバッド洞窟には約100万匹ものMexican Free-tailed Bat(メキシコ・オヒキコウモリ)が生息し、日中はコウモリは、カールズバッド洞窟入口の近くの通路や天井に群がり夕暮れに巨大な群れで洞窟を飛び立つ!!
25年ぶりにカールズバッド洞窟の地底探検をしたあとはまたエレベーターで人間の住む地上へ・・・(注:帰りは全員このエレベーターで地上へ出ます)

この世界は写真では伝わらないでしょう・・・肉眼で見れば地球の神秘に触れることがききます!!

施設の満足度

4.5

利用した際の同行者:
家族旅行
観光の所要時間:
半日

クチコミ投稿日:2017/02/25

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