国債報償運動の先駆者として知られている人物の故宅です
- 4.0
- 旅行時期:2017/01(約9年前)
-
-
by ケロケロマニアさん(男性)
大邱 クチコミ:42件
日本ではあまり知られていない史実だと思いますが、日清戦争以降の大韓帝国政府が、日本からの巨額の借款を受け入れて近代化を推し進めようとしたのに対して、経済的な隷属に危惧した有志が募金を募ってこの借款(約1300万円といわれています)を返済しようとした国債報償運動というのが20世紀初頭の日本統治開始前に起こっていました。この運動自体が大邱発祥だったのですが、その先駆者として知られるのがこちらの人物で、現在でも自力で国力を回復させようとした気概に尊敬の念を抱いている大邱市民、韓国国民は多いそうです。後の歴史が物語るように、結局募金の横領事件などが発覚して、運動自体自然消滅していったようですが、もしこの運動が成功して、韓国が自力で近代化を果たしていたら、後の日韓関係も変わっていたのかなと思うと、日本人としても複雑な気持ちに苛まれます。故宅自体は小さな区画にひっそりと佇んでいますが、訪れる人も少なくて静かなので、色々な歴史に思いを馳せて過ごすのに良い所だと思います。
- 施設の満足度
-
4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 4.0
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 展示内容:
- 4.0
クチコミ投稿日:2017/01/22
いいね!:1票
利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する