「隠れ家」の舞台・もう一つのアンネの日記
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- 旅行時期:2014/09(約11年前)
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by tea timeさん(女性)
ハーレム クチコミ:2件
「隠れ家」という映画の舞台となった、コーリーテンブームの時計屋さんがそのまま残っていて、博物館として一般公開されています。
コーリーの父キャスパーは敬虔なクリスチャンの時計職人で、第二次世界大戦時およそ100人の戦争孤児を職人仲間や家族と育てていました。
やがてナチスが台頭してくるとオランダに多くのユダヤ人達が逃げてきました。
そのうちドイツに占領されたオランダでは、ユダヤ人を匿うとオランダ人であっても強制収容所送りになるということがわかっていて、テンブーム一家はユダヤ人達が次の亡命先へ行くまでの間の隠れ家として自宅を提供し、およそ800人の命を救ったそうです。
結局彼らは一家全員捕まって強制収容所に送られ、コーリー一人だけが生き延びて「私の隠れ場」という映画のもとになった本を書いています。
テンブーム家はいまでも時計屋を営んでおり、その自宅にはユダヤ人を匿った部屋や、万一ナチスが踏み込んだときにリネン室の壁の間に潜むことが出来るように用意していた空間を、当時のままに保存してあります。
英語とオランダ語のツアーがありますが、是非英語のツアーで体験してみてください。
アンネフランクのようにユダヤ人としてナチスに捕まった人もいれば、一方でこうやって自分たちの人生をかけてユダヤ人を匿い続けた人たちもいるという戦争の悲惨な歴史を知ることが出来ます。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 3.0
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 3.5
- 展示内容:
- 4.0
クチコミ投稿日:2016/08/19
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