ラーフェンスブリュック強制収容所 Gedenkstatte Ravensbruck

史跡・遺跡

郊外の静かな収容所跡

5.0
旅行時期：2015/12（約10年前）

by reddevilsさん（女性）

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ベルリン中央駅からフュルステンベルク駅まで乗り換えなしのREに1時間乗り、日曜日の早朝だったせいか誰も歩いていない郊外の街を、GoogleMapを頼りに40分程歩いてたどり着きました。

末期には男性も収容されたそうですが、主に女性の収容所として知られているここのことは、ロマの女性達に対するひどい人体実験の文献を読んで知り、今回ベルリンに旅行するにあたり、訪問した際の旅行記をアップされていた４トラのユーザーさんに所要時間等いろいろと相談に乗って頂いた上での訪問です。

駅から歩く経路は割と簡単で、事前に地図を印刷したり地図アプリを見ながら、通りの名前を確認しつつ歩けば迷うことは無いと思います。
家々が立ち並ぶ素敵な郊外の住宅街を抜けて、湖に向かうハイキング・ロードのような道を一人で歩いている時はかなり心細くなりましたが、所々にモニュメントや案内板があるので、道を間違ってはいないことを確認出来ました。

たどり着いたインフォメーションセンターにも少し資料の展示があり、英語で一生懸命わかりやすく説明してくれる女性からパンフレットを購入しました。
建物に向かって右側に回ったところの半地下にトイレがあります。

展示棟の中には誰もおらず、鍵は開いているので勝手に入って行き、サーチライトになっているようで進んで行くと照明が点灯したり、光で文字が浮き上がったり、音声が流れたりする各部屋を、ふられている番号の順に巡りました。
資料の量は収容所の規模を考えるとなかなかのボリュームだと思います。
敷地内は建物のあった位置がわかるように窪んでいたり、並木道の木々が高々とそびえ立っていたりし、朽ちた建物は修復予定なのか近寄れないようになっていました。

湖のほとりののどかな景色の中、一人で敷地内をゆっくり歩き回ることが出来たので、朝一番に行って良かったのですが、サーチライトであることと、順路を辿るとちょこちょこ廊下を横切ることになるせいも相まって、廊下の奥の方でライトがパチッと点いたような気がしたり、目の端で誰かがサッと奥の部屋に入ったような気がしたりする、いろんな意味でドキドキする時間を過ごしました。