西正面ファサードの素晴らしき彫刻群
- 4.5
- 旅行時期:2015/08(約10年前)
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by コクリコさん(女性)
ポアトゥーシャラント地方 クチコミ:2件
アングレームの旧市街に建つサン・ピエール大聖堂は西正面ファサード一面に描かれたレリーフと松ぼっくり状の交差部塔に特徴のあるロマネスクの聖堂です。
正面ファサード一面に装飾されたレリーフはポワティエのノートルダム・ラ・グランド教会のファサードとの共通点を、またタンパンに描かれたアーモンド形のマンドルラに位置するキリストはカオールのサン・テティエンヌ大聖堂の流れをくんでいるとのこと。
そしてそれはエミール・マールの説によると『キリストの昇天』のみならず『キリストの再臨』『最後の審判』をも含まれているとのこと。
それは置いておいても、正面ファサードの前に立つとその高さ、レリーフの素晴らしさに圧倒されます。
大聖堂は19世紀にポール・アバディー(パリのサクレクールの設計者)により修復され、一部余計なもの(正面ファサードの破風、双塔、サン・マルタンとサン・ジョルジュの騎馬像)が付け加えられてしまいました。
その他は比較的保存が良く大画面に描き出されたような彫刻群をじっくり楽しむことができます。
堂内の天井を見上げると3つのドームが連なり、こちらも南西フランスのカオールやスーイヤックのドームを偲ばせます。
大聖堂前に広場がないため、高いファサードを見上げるにはちょっと見づらいですが、車の通りや観光客は少ないので問題ありません。
- 施設の満足度
-
4.5
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 4.0
- アングレーム駅から徒歩15分位
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 無料
- 人混みの少なさ:
- 4.5
- ゆっくり見られます
- 展示内容:
- 4.5
クチコミ投稿日:2015/10/11
いいね!:5票
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