丘の上の楽しい町
- 4.0
- 旅行時期:2015/08(約10年前)
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by コクリコさん(女性)
ポアトゥーシャラント地方 クチコミ:2件
シャラント地方の中心地アングレームは古代ローマ以前から知られていた古い町。
旧市街はシャラント川を見下ろす城壁に囲まれた小高い丘の上にあり、なんとも開放的な明るい町で街歩きが楽しい町です。
アングレーム伯の住居跡に建てられた市庁舎は19世紀に修復されたとはいえ小さな都市にしては立派な建物。
サン・ピエール大聖堂の正面ファサードのロマネスクの彫刻群には圧倒されます。
中央市場のレ・アールではポワトゥー・シャラント地方の名産だけでなく、私が行った日はオランダ食品展も開かれていました。
ルネサンス時代の建物も未だ残り、住んでいる人もいます。
また、1974年から毎年1月に開催されている「アングレーム国際漫画祭」で有名。
水木しげる氏を初め7人の日本人画家が入賞していましたが、今年2015年には初めて大友克洋氏の『AKIRA』が最優秀賞を受賞。
中世の家並みを歩いていると突然漫画が現れるのも楽しい。
観光案内所の地図には歴史的建造物に混じって漫画の描かれている箇所にも印がついているので、ロマネスクファンのみならず漫画ファンにもお薦めな街です。
城壁の下に沿って「緑の庭園」という遊歩道があるので緑溢れる遊歩道を歩くのも良さそう。
旧市街の北側からシャラント川の流れが見渡せます。
「アングレーム国際漫画祭」が開催される漫画博物館、アングレーム美術館、製紙工場博物館などもありますので時間に余裕があれば1日かけてゆっくり楽しめると思います。
ポワティエから列車で約1時間、駅から旧市街へは15分ほどの上り坂。
列車の本数は土日は少ないです。
- 施設の満足度
-
4.0
- 観光の所要時間:
- 半日
- アクセス:
- 4.0
- ポワティエから列車で約1時間
- 景観:
- 4.5
- 小高い丘にあり見晴らしが良い
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 国際漫画祭以外は混雑なし
クチコミ投稿日:2015/10/08
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