山陰路 Tian'ai Rd

旧市街・古い町並み

日本租界時代の高級住宅街がそのまま今に残っています。

4.0
旅行時期：2015/09（約10年前）

上海クチコミ：1241件

山陰路は中国上海市虹口区にある一条の街道です。南は四川北路から，北は祥路に至る長さ651ｍの南北に走る路です。山陰路は原名を施高塔路（Scott Road）、上海公共租界工部局により1911年に越界として築かれた路です。越界とは「租界の外の租界」と言われ、認められた共同租界の境界（四川北路ｘ海寧路）あたりを越えて無段で北へ租界を拡大したものです。通称日本租界と呼んでいますが中国政府が正式に認めていません。1943年に汪精衛政府に接收され租界の時の名前を山陰路に改めました。通称日本租界の一戸建ての高級住宅地です。日本人・中国人の著名人も多く居住し、学校、病院の環境も良い地域でした。当時の住宅、建築物が数多く残されていて上海政府は山陰路歴史文化風貌区として山陰路一帯を保護地域にして管理しています。
著名建筑、千愛里 Cherry-Terrace（山陰路2弄）、大陸新村、恒盛里、日照里、花園里、魯迅故居（132弄9号）、茅盾旧居（132弄6号）、瞿秋白寓所旧址（133弄12号）、内山完造千愛里旧居（2弄3号）、尾崎秀実旧居（145弄2号）、中共江蘇省委旧址（69弄90号）中共上海区委旧址（69弄69、70号）、山陰路一帯を山陰路歴史文化風貌区に加え保護しています。