目から鱗が落ちました~祖国解放戦争勝利博物館~
- 4.5
- 旅行時期:2015/09(約10年前)
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by せるじさん(女性)
ピョンヤン クチコミ:3件
朝鮮戦争についての博物館。日本で聞いていたこととまるで違う説明がなされ、北朝鮮では朝鮮戦争がこう捉えられているのか、と目からうろこが落ちる思いだった。日本人&アメリカ人観光客にとっては必訪だと思う。
戦争まわりの北朝鮮の主張は、どこに行っても一貫して下記。
・朝鮮戦争では、偉大な金日成主席の指導のもと、共和国(北朝鮮のこと)が大勝利を収めた。
・アメリカ、日本はひどい侵略をした。南朝鮮(国として認めていないため、韓国とは呼ばない)はアメリカの回し者。
・アメリカが自らの侵略欲のため、南北統一を阻んでいる。統一は我々の悲願である。
・共和国の軍の強さを、誇大なものも含め誇示(共和国軍がアメリカ軍を打ち破った、強いアメリカにとってこんな屈辱的なことは初めてというくだりが多い)
歴史の授業では朝鮮戦争と言えば特需景気と習った。子供だった私は物事を一面的にしか捉えられなかったせいで、教わるがままに日本の景気が回復した素晴らしいものだというイメージを持っていた。だがこうして戦争という残酷なものを見せつけられると、これを「特需景気」といって、まるで良いものであることのように片づけるのは、なんとエゴに満ちて残酷なことだろうと感じた。
以上、関連旅行記冒頭より抜粋。
- 施設の満足度
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4.5
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 4.0
- コストパフォーマンス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 4.5
- 展示内容:
- 4.5
クチコミ投稿日:2015/09/04
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