成宗胎室(ソンジョンテシル) 王様のへその緒を入れた
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- 旅行時期:2015/05(約11年前)
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by konomiさん(女性)
ソウル クチコミ:329件
昌慶宮の、通名殿の裏手小高い丘に登ったところにある成宗胎室。
李朝王家では、王孫が生まれるとその胎(胎盤やへその緒)は白磁でできたツボに入れて地勢のよいところに胎室(テルビ)を造ったのだそうです。
韓国でもへその緒、取って置くのですね。知りませんでした。これは一般的な風習なのでしょうか?民間でもやっていたのかなぁ。
へその緒はともかく、胎盤を保管・埋葬するというのは韓国独特の風習なのだそうです。
成宗胎室碑(ソンジョンテシルビ)は李朝第9代王の成宗の胎室です。
成宗は1469年、13歳で王位に就き、25年間在位。昌慶宮を創建したのはこの王様です。
胎室の前には石碑がありますが、中国や台湾でもよく見るように亀の上に碑が建っており、その後ろには中国の年号が彫られています。
朝鮮国王は中国皇帝に朝鮮の支配を許された・・・という形をとっていたため、朝貢の義務があり、立太子もいちいち中国皇帝にお伺いを立てねばなりませんでしたが、年号もまた中国の年号を使用する義務を負っていました。
そのため、中国の年号が彫られているのだそうです。
こういうことを聞くと、いかに日本は恵まれていたかがわかります。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 4.0
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 展示内容:
- 4.0
クチコミ投稿日:2015/06/17
いいね!:3票
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