アフィーリアドルチアーノ Ristorante A Figlia d'O Luciano

イタリアン

地元民のリストランテ

5.0
旅行時期：2015/05（約9年前）

ナポリクチコミ：1件

大好きなサイトで紹介されていたこのお店。
そこそこカジュアルなお店かと想像しながらお店へ。駅前のホテルから歩くこと約５分。日本で言うところの『オープンカフェ風大衆居酒屋』的な雰囲気を醸し出すこのお店･･･正直言って、ちょこっと尻込みしたけど、入り口でスープを作っているおじさんのかわいらしい笑顔に引かれて、入店。

おそらく、入り口のおじさんとは兄弟か何かであろう強面のおじさんが接客して下さる。おいおいおい、持ち場逆じゃないの？と思いつつオーダー。
私達は、日本からサイトにあったメニューを持参していたけど、お店にも同じものがおいてあったので少なくとも日本人は安心してオーダー可能。た・だ・し、めっちゃ無愛想。
不愉快にはならないけど、ドキドキはします。はい。

気を取り直してオーダー。
サイトに載っていた、『ムール貝のスープ』と『スパゲッティ　ポモドゥーロ』そして『Zeppolo』の３品。
ムール貝のスープは、下に敷いたパンにスープを吸わせていて、常識的なスープとは趣がずいぶんと異なります。このパンの上にこれでもかっ！とムール貝とたこがこんもりと乗ってきます。お味は･･･ピリ辛で、魚介から美味しい御出汁が出ていて、もーたまりません。また、ムール貝も煮込まれて硬くなることなくぷりぷりのまんま。独特の臭みもなく、これまでの人生で食べた以上のムール貝を食しました。たこが、これまた柔らかくて美味しい。

次に出てきたのは『ZUPPOLO』と呼ばれる揚げ団子。小麦粉を揚げただけですが、中に海藻も入っていてほのかに磯の香り。基本的にはお塩で頂きますが、先のスープやスパゲッティのソースに絡めて食べても美味しいです。ただ、かなりお腹にガッツリきます。この時点ではら７．５分目くらい･･･やばいぞ･･･

次に提供されたスパゲッティ･ポモドーロ。簡単な言葉で申し訳ないですが、激ウマ！！
ソースの塩加減が絶妙！パスタもフニャフニャでなく日本人好み。トマトソース好きの先輩が物凄い勢いで食べていました。誰だよ、お腹一杯って言ってたのは･･･

このお店は激安な上に量が物凄い。男性でもキツイんじゃないのか？という量です。この価格・この量、そしてこのお味。ホテルからこんなに近いのなら、毎日通って他のも食べればよかった･･･と後悔した最終日でした。

目印はカプアーノ門。一度言ってください。
おじさんは無愛想ですが、単なるツンデレ。可愛い笑顔を見た日にゃ、恋に落ちそうです。何ちゃって。次行く事あれば、また訪問したいです。そんなお店でした。