涵仁亭(ハミンジョン) 宴の様子が再現されていました
- 5.0
- 旅行時期:2015/05(約11年前)
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by konomiさん(女性)
ソウル クチコミ:329件
昌慶宮にある、大小の接見行事が行われたところ。
ここで科挙(クァゴ)に合格した人々を称賛して、王が宴を催しました。
階段を上がると、膳がしつらえてあり、宴の様子を伺い知ることができます。
正面3間、側面3間の平屋の建物。柱のみで構成された開放的な建築様式が特徴。
内部の4個の扁額には陶淵明(中国東晋・宋代の詩人 「帰去来辞」を詠んだ)の詩が書かれています。
五言絶句の形式の詩は四季の妙味を詠んだもので、各季節の方向に合わせ掛けられている。
春水満四沢 (東−春の水はすべての池に満ち)
夏雲多奇峰 (南−夏の雲は奇峰に多く)
秋月揚明輝 (西−秋の月は空高く明るく輝き)
冬嶺秀孤松 (北−冬の嶺に生うる松は美しい)
広い庭では各種の公演が開かれたとのこと。このとき涵仁亭は観覧席となりました。
第9代王の成宗の母、仁粋大妃(インステビ)も王室の女人たちのためにここで演戯を施したそう。
仁粋大妃 = 昭恵王后(ヘソワンフ)は朝鮮王朝が最も波乱に満ち、最も陰謀がうごめいていた時代に、影の権力者として君臨した女性です。
そういう人だから女性のための宴を開くこともできたのでしょう。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 5.0
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 展示内容:
- 5.0
クチコミ投稿日:2015/05/23
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