明政殿 ミョンジョンジョン 昌慶宮最高の殿閣
- 5.0
- 旅行時期:2015/05(約11年前)
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by konomiさん(女性)
ソウル クチコミ:329件
1483年に創建。550年以上前ですね。
昌慶宮の法殿(ポッチョン)=正殿にして、王宮内で最高の殿閣。
李朝の王宮内の建物がほとんど南向きに建てられているのに対し、明政殿だけは東向きに作られているのが特徴。
朝鮮王朝時代の宮廷は大体、3つの門を通って本館に出るように作られています。
これは3つの関門を配置することで飛んでくる矢を防ぎ、王を守るための設計。
しかし昌慶宮の場合、2つ目の門の前に明政殿があるため、明政殿と正門である弘化門は王の命を敵から守るため一直線上にならないように設計されているそうです。
明政殿の裏手に回り、王が見た光景を見ることができますが、ここからははっきり門がずれているのが見て取れます。
明政殿の前の朝廷では即位式、朝賀の儀式、科挙の試験、各種宮中宴会など公式的な大きな行事が行われました。
現在残っている王宮の法殿のうちで最も古いもので、文禄・慶長の役で焼失していたものが1616(光海君8)年に再建され、以来、昌慶宮が幾度か大火災に見舞われる中、明政殿だけは火の手を免れてきました。
天井には鳳凰が金色で描かれています。
広場の敷石は本来、ばらばらだったそうですが、日帝時代に下のように整然と並び替えられたそうです。
66歳の英祖と15歳の貞純王后の嘉礼式(=婚儀)が行われたのもここです。年の差51歳というから驚きです。王は必ず王妃を伴わねばならないというしきたりがあるためですが、その実、英祖はしぶしぶ結婚したのかもしれませんね。
1544年には、第12代・仁宗(インジョン)がここで即位しました。
日月五岳図は、王の御座の後ろにある屏風に描かれているもので、王室の威厳を象徴する絵で、日、月、五つの峰、青い松と水が描かれているものです。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 5.0
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 展示内容:
- 5.0
クチコミ投稿日:2015/05/21
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