民俗公園北東端の一画で清朝末期の四合院建築を復元展示する民俗博物館
- 3.0
- 旅行時期:2015/03(約11年前)
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by 食べ太郎さん(非公開)
台中 クチコミ:5件
民俗公園は台湾鉄路台中駅から北へ約4kmの所にある市民公園ですが、その北東隅の一画に四合院建築が復元されて博物館「台湾民俗文物館」として公開されています。民俗公園は入場無料の普通の市民公園ですが、当館は有料(成人80元)です。本サイトでは民俗公園は別の口コミ項目として登録されており、私は民俗公園敷地内の当博物館以外の無料施設に関しては、そちらの口コミ項目に投稿済みです。この口コミは民俗公園敷地内の有料施設である「台湾民俗文物館」に関して投稿します。
アクセス方法は「台湾民俗文物館」公式サイトの「参観訊息」ページを参照して下さい。
http://www.taiwan-story.com.tw/
台中駅前からは、台中客運の路線バス131番か132番に乗り、崇徳路二段の「崇徳国中」バス停で下車する経路が、バス停から当公園まで歩く距離が短いです。
台中市内の路線バスは、乗車距離が8km以下で支払いに非接触式ICカードを使用した場合、引き落とし金額が0元となります。つまり無料です。台湾の公共交通機関カードは互換性があり、台北市MRTの悠遊カード(Easy Card)でも無料となります。
ところで、設立の経緯から言うと当館の西に隣接する民芸館(土産物店やレストランが入居する商業施設)は当博物館の付属施設ですが、私は民俗公園内の施設を有料か無料かで分類し、無料で入場できる民芸館の写真は民俗公園の口コミ項目への投稿でアップしております。民芸館に関してはそちらを閲覧して下さい。
ここから本題です。まず「台湾民俗文物館」に関して詳しく知りたい方は、前述の公式ホームページを閲覧して、トップページに貼り付けてある当博物館の紹介ムービーを見て下さい。さすがはプロ・カメラマンの撮影で、綺麗な映像に仕上がっています。しかしながら、もし中国文化や四合院建築にまったく興味の無い人が、この映像で期待を膨らませて行くと、現物を前にしてガッカリ感が込み上げてくると思います。(^_^;)
映像はカメラの位置を低くして施設を広く大きく見せていますが、現物は映像の印象よりは小規模です。
四合院建築やその内部の調度品に興味のある人なら、もし台中に行く機会があったなら、ここまで足を伸ばす価値はあると思います。ここの四合院建築に関して、私は台中近郊に残っていた御屋敷を移築した本物の四合院だと思っていましたが、当博物館の公式サイトを見るとそのような記事は書いていません。本物なら公式サイトでその由緒や云われを解説するでしょうから、この四合院建築は本物の移築ではなく復元建築かも知れません。私が本物を移築したと思い込んだのは、台北の「林安泰古厝」と混同していました。しかし、復元建築だとしても限りなく本物に近い出来栄えです。少なくとも内部の調度品は本物だと思います。
四合院の地下は展示室となっており、民俗学関係の収集品が展示されていますが、ガラスケースの棚に置いてあるだけで、名称や年代などの解説が付いていない展示物が多いです。古い物を集めるだけは集めたが、博物館として収集品の整理・研究が追い付いていないようです。
ところで、当博物館の入場券は大人が80元ですが、この券には40元分の割引券が付いており、館内のレストラン兼雑貨店「館園又一弄 Another cafe」で使用できます。私は入場券を購入する時に入り口の係員に、この割引券はどこで使えるのか聞くと、係員は館園又一弄を指さすので、そこで食事をして使いました。
しかし、私は係員に当博物館の西隣の民芸館でも使えるかどうかは質問しておらず、係員も「民芸館では使えず、館園又一弄だけで使える」と言った訳ではありませんから、民芸館に入居するレストランで使えるかどうかは未確認です。
次に当博物館へ行く方は入場券を買う時に、「この割引館は民芸館でも使えるのかどうか」係員に聞いてみて下さい。
- 施設の満足度
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3.0
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 2.0
- 台湾鉄路台中駅から北へ4km。路線バスで15分くらい。
- コストパフォーマンス:
- 3.0
- 40元の割引券を有効に使えるなら安いが…。
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 平日は入館者は少ないです。
- 展示内容:
- 3.0
- 四合院建築は見事だが地下展示室の展示は説明文が無い物が多い。
クチコミ投稿日:2015/05/05
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