国民劇場
- 3.0
- 旅行時期:2014/12(約11年前)
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by ミルさん(男性)
プラハ クチコミ:19件
1859年、ナポレオン三世率いるフランス、イタリアの連合軍がチェコを支配していたオーストリアを打ち破ったことで、チェコ国内での民族運動が過熱しました。それまで発行が禁止されていたチェコ語の新聞が再刊され、チェコ語による劇やオペラを演じる劇場の建設も始まりました。チェコ国民の夢だった国民劇場が完成し、こけら落としにはチェコ音楽の象徴でもあるスメタナの曲が選ばれました。ところが、その僅か2ヶ月後に国民劇場は焼失してしまいました。タバコの火が原因らしいですが、チェコ独立を阻む人の放火ではないかとも言われています。再建資金を集めるため、その頃、完全に聴力を失っていたスメタナも自ら指揮棒を振ったそうです。国民劇場が再建された翌年、スメタナは他界します。国民劇場は単なる劇場ではなく、チェコ独立を象徴する、民族としての誇りでもあります。
- 施設の満足度
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3.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- 観光の所要時間:
- 1-2時間
- アクセス:
- 3.0
- コストパフォーマンス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 施設の快適度:
- 3.0
クチコミ投稿日:2014/12/19
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