フォンテーヌブロー城 Chateau de Fontainebleau

城・宮殿

フォンテーヌブロー宮殿

3.0
旅行時期：2014/11（約11年前）

by ミルさん（男性）

フォンテーヌブロークチコミ：1件

11世紀よりフランス王家の狩猟場として愛されてきたフォンテーヌブローの森にルネサンス様式の宮殿を最初に建てたのはフランソワ１世でした。フランソワ１世はレオナルド・ダ・ヴィンチのパトロンでもあり芸術を愛したルネサンス君主としても知られた王です。宮殿はその後も歴代の王たちに愛され、それぞれの嗜好に沿って様々な拡張、改装、改築が施され現在に至っています。フランスの英雄ナポレオンもまた、このフォンテーヌブローをこよなく愛しました。「玉座の間」や「退位の間」など、ナポレオンゆかりの部屋も見ることができます。彼が帝位を剥奪され、エルバ島へ流される際、旅立ったのも、ここからでした。現在、宮殿の入口になっている「白馬の中庭」に馬蹄形の階段があります。ナポレオンはこの階段で腹心の部下を前に最後の挨拶をして、無念の旅立ちをしました。1814年のことです。旅立ちの儀式が行われたことから、この中庭は別名「別れの中庭」とも呼ばれています。