鄧麗君紀念文物館 (テレサテン紀念文物館) Teresa Teng Museum

博物館・美術館・ギャラリー

テレサ・テンの紀念館です。

5.0
旅行時期：2014/10（約10年前）

by UCCHANGさん（男性）

高雄クチコミ：2件

麗君紀念文物館に行く為に初めて高雄に行きました。ここは2009年にテレサのお兄さん(ﾌﾗﾝｸ･ﾃﾝさん)がｵｰﾌﾟﾝさせました。以前から知っていましたが、行くのは今回が初めてです。昨年までは前もって電話予約が必要でしたが、今年からは予約なしで入れる様になりました。

建物は台湾鉄道の空き倉庫を利用していて、道路沿いの倉庫と奥にある倉庫を使用していました。入り口の受付で入館料50元を払って中に入ると、テレサの写真が飾られていました。表の倉庫にはあまり展示品が無かったので少し不安になりましたが、中に進み一旦外に出ると奥の倉庫の入り口がありました。入り口の上には「麗君紀念文物館」の文字があり、主な展示はこちらの中にしていました。

奥の倉庫を入ってすぐの所には当時の応接家具などがあり、テレサが貰った台湾の勲章もガラスケースの中に置かれていました。更に奥に進むと、見覚えのあるテレサのｽﾃｰｼﾞ衣装が並んでいます。ｳｪﾃﾞｨﾝｸﾞﾄﾞﾚｽの展示はなかったですが、当時ﾃﾚﾋﾞで見た事のある衣装など懐かしくなる物ばかりでした。衣装の奥には寝室が再現されていて、テレサが当時使っていたﾍﾞｯﾄﾞなどの寝具の展示がありました。

そしてテレサが台湾で乗っていた車(ﾍﾞﾝﾂ300E)の展示もあったのですが、説明書きだけで車がなく「???」に思いました。外に廻ってみると、その車はｼｬｯﾀｰの前に無造作に停まっていました。ごく自然に停めてあったので、他のお客さんはテレサの車だと誰も気が付いていませんでした。写真を撮った後で、テレサが触っていただろうドアノブを少しだけ触らせてもらいました。

館内にはテレサのDVD,CD,写真集,ちょっとしたｸﾞｯｽﾞ等を売っているｼｮｯﾌﾟがありましたので、私は記念にｸﾘｽﾀﾙの置物(680元)を一つ600元で購入しました。経路に従って出口に進むと、表の倉庫の隣を通る形になっています。そこには普通のお土産屋さんがあって、ここで化粧品や台湾のお土産を買う仕組みになっています。私は何も買わずに見学だけしましたが、お土産に興味がない人は建物の横からも表に出れますし、入ってきた入口がらも出る事が出来ます。

行く前は殆どお客さんはいないだろうと勝手に想像していました。しかし私が行った時、周辺道路に観光ﾊﾞｽが4,5台停まっていて何事かと思いました。台湾の人達なのか、中国、香港の人達なのか、ツアー旅行のｺｰｽに入っているみたいでした。その後も観光ﾊﾞｽは次から次へとやって来て館内はとても混雑していました。個人的には混雑は少し辛いですが、テレサが今でもこれだけ人気がある事を実感出来ました。ちなみに日本人の方は見かけませんでした。

こちらの場所ですが、愛河西岸の北の外れにありますので、個人で行かれる場合は地下鉄とﾊﾞｽの利用になります。私は高雄駅から歩いてみましたが、1時間程度掛かりましたのでお勧め出来ません。地下鉄凹子底駅1番出口又は市議會駅前から168番のﾊﾞｽに乗り、「河邊里」ﾊﾞｽ停で降ります。ﾊﾞｽ停は倉庫群の前にあり、1,2分北に歩くと「麗君紀念文物館」と書かれた倉庫があります。少し不便な場所にありますが、テレサ・テンを偲ばれたい方には是非行って欲しいと思います。