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RE: ノー・モアー・イーペル

  • 3.5
  • 旅行時期:2014/06(約12年前)
しょうちゃんさん

by しょうちゃんさん(男性)

イーペル クチコミ:1件

 1914年6月28日いわゆるサラエボ事件を契機にww1戦争に突入。中立(英国保障)を宣言したベルギーにドイツ軍侵入。非力なベルギー軍は大きく後退し,イーペル周辺の低湿地帯にて運河を決壊し,ドイツ軍の進撃を阻止。応援に駆けつけた英・英連邦諸国軍(カナダ・豪州・アンザックなど)は運河沿いに塹壕(トレンチ,トレンチー・コート名残る)を掘って対抗(今でも見学可能)(第1次イーペル会戦1914年10月~11月)。
 第2次イーペル会戦(1915年4月~5月)高地(60m)に布陣した独軍初めて塩素ガス使用。
 第3次イーペル会戦(1917年7月~11月)英軍マスタードガス使用(イーペルの名をとってイペリット弾),独軍も対抗し,独軍26万、連合軍45万戦死(パッシェン・デールの戦い等町ごと無くなる,イーペル市もほぼ崩壊),
第4イーペル会戦(1918年10月) アドルフ・ヒトラー上等兵英軍ガス流弾にやられ失明の危機。注: 1915年ヘルマン・ゲーリング中尉空戦で英戦闘機の攻撃を受け重傷。伊ベニト・ムッソリーニ軍曹塹壕内で手榴弾の攻撃を受け後遺症が残る重傷。
イーペル周辺には,独・英国・加・豪の戦没者墓地,市入口の城門(ネーメン門に無名戦士の記念有)があり,毎年記念式典が行われている。注:日系カナダ人100名志願兵参加
繊維会館2階には,これらの状況を記した展示物があり,なかでも生き残ったベルギー兵,ドイツ兵,英国兵,フランス兵に複数回,同一の質問を投げかけ,順番に回答させ,視聴者は4つの返答のなかから自分に近い回答を選択(ボタン)させる。現代の戦争(例 ,ボスニア)についても質問。このように事実を提示し,個人に選択させる方式こそあるべき姿であるとう。イーペルを訪れる機会があれば,繊維会館にぜひ立ち寄って欲しい。これ以外に産地の繊維産業についての展示有。
なお,小生はBrussel city bus tour利用(交通の悪い墓地,トーチカなど見学可能)。

施設の満足度

3.5

利用した際の同行者:
一人旅
観光の所要時間:
1-2時間
アクセス:
2.0
首都より1時間に1本程度の電車
コストパフォーマンス:
3.0
人混みの少なさ:
4.0
展示内容:
3.5
 ww1フランダース地方での戦争の展示

クチコミ投稿日:2014/07/22

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