ローマの円形劇場跡 Plovdiv Roman Theatre

史跡・遺跡

プロブディブを歩く

4.5
旅行時期：2011/09（約14年前）

by Dr.Poohさん（男性）

プロブディフクチコミ：1件

ブルガリア中央部にある都市、プロブディブ。

旧市街地から延びる曲がりくねった細い道を上りきると、「ローマの円形劇場」が現れます。
旧市街の断崖の真下にある、ローマ時代の半円形の劇場跡で、三段構造の壮大な建築物で、その収容人員は3000名とも言われています。
イオニア式と呼ばれる柱と彫刻で飾られた建物が、中心部に配されています。
往時の建造物としては、保存状態も良く、夏になると、現在でも野外劇が催されているそうです。

更に坂道を上り詰めていくと、ブルガリアのプロブディブを代表する風景とと出会えます。
歴史ある石畳の道と、その周囲に建つキューブを組み合わせたような張り出しの家々。
シンメトリーハウスという、独特の住居建物です。
ローマ時代の劇場から続く石畳の道を登ると、数多くの出窓の付いた非常に変わった形の建物に出会います。
ラマルティンの家と呼ばれるこの家は、1838年、フランスの詩人アルフォンス・デ・ラマルティンが、3日間ここに滞在して過ごした家です。
1830年前後に建てられた、プロブディフのシンメトリーハウスを代表的する建物で、かつてはプロブディフの商人「ゲオルギ・マブリディ」が所有していました。
この変わった建物の続く石畳の道こそが、プロブディブを代表する景観なのです。

プロブディブの街歩きも楽しいものです。