「手描き」絵付けの「磁器」ゆえに価値ある素晴らしさ!
- 4.0
- 旅行時期:2014/01(約12年前)
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by Boa Viagemさん(非公開)
ブダペスト クチコミ:4件
BudapestブダぺシュトのHerendヘレンドの本店に足を運ぶと、ちょっとした博物館の展示感覚で、「目の保養」になるかもしれません。
窯のあるHerendヘレンドの町を訪れ、工房と博物館でご覧になると、さらにたくさんの品がありますが、本店は何かと便利です。
こうした欧州の高級食器を買う意味は、それが厚手の陶器ではなく繊細な「磁器」であり、英国食器などによく見られる転写(複写量産可能なプリントシール様のものを貼り移して焼成)とは大きく違う「手描き」だからです。
磁器コレクションするなら、「集める楽しみ、使う慶び」を感じること。戸棚にしまい込まず、実用的に使う楽しみがあるカップ&ソーサーから始める方が多いですね。旅先で一客ずつ集めるのも楽しみになります。
実は、薔薇は簡単に描ける最初の一歩のモチーフです。Wiener Rose「ヴィーンの薔薇」など比較的安価なものは、お土産にはお手頃です。
HerendヘレンドとAugartenアウガルテンには同じように「ヴィーンの薔薇」という名前のシリーズがあります。ヘレンドのほうがお薦めです。なぜなら、白磁に地模様が入っているからです。地模様の上やカップの内側に描くのは難しいのです。
Augartenアウガルテンの方はデザイン性からみてシンプルな白磁(まるで100円ショップでも買えそうな形状、もちろん材質は違って上質ながら)にあまり時間のかからない筆致・描き方でほどこされた柄なのです。
Herendの方がAugartenより価格はずっとお手頃。
ハンガリーが旧体制の頃、物価が安かった時代は、本当に両者の価格差は大きくありました。
ちなみに著名なAugartenの絵師のひとりはHerend工房出身の方です。
拙い手ではありますが、スイスのNyon二ヨン磁器絵付けを習いました。MeissenマイセンやAugartenでも。手描き磁器を買う本当の意味を知っているだけに、どうしても絵付けの難しいものを探してしまいます。(苦笑)
私どものHerend磁器との出会いは、結婚祝いにハンガリー在住の方から、金入り多色の高価なVictoria柄でしかもバラがついた大きめの蓋付き磁器をいただいたことでした。
ハンガリーに行くたびに何かしら買って帰ってきます。どうしてもVictoriaを気にして見てしまいます。ブダペシュト、ザグレブ、ヴィーンなどの骨董市やDorotheumドロテウムのような骨董専門店に掘り出し物があったりします。
どうぞ良い物を見つけてお楽しみに!
Elvezetes utavas! (イェルヴェゼーテシュ・ウタヴァーシュ)「楽しい旅(を!)」
Boa Viagem より
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- アクセス:
- 4.0
- お買い得度:
- 4.0
- ヘレンドはハンガリー内はどこでも定価。
- サービス:
- 3.5
- 品揃え:
- 3.5
- ヘレンドの町にある工場付属店舗の方が多い。
クチコミ投稿日:2014/01/08
いいね!:4票
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